ニュース速報

ワールド

シリアで初の新型コロナ死者、大規模感染の脅威高まる

2020年03月30日(月)13時50分

 3月29日、シリア保健省は、病院に救急搬送された後に死亡した女性が新型コロナウイルスに感染していたことが分かったと明らかにした。シリアで初の公式な感染確認例となった。写真はシリアのダマスカスで24日撮影(2020年 ロイター/Omar Sanadiki)

[アンマン 29日 ロイター] - シリア保健省は29日、病院に救急搬送された後に死亡した女性が新型コロナウイルスに感染していたことが分かったと明らかにした。シリアで初の公式な感染確認例となった。

当局はまた、確認された感染者数が5人から9人に増加したと発表したが、医療関係者や目撃者は、感染者数ははるかに多いとみている。

政府は隠蔽を否定しているが、ロックダウン(封鎖)措置を発動、全土に夜間外出禁止令を含む厳格な措置を適用して感染拡大抑制に乗り出している。

この措置により、企業、学校、大学、モスク(イスラム教礼拝所)、大半の政府事務所が閉鎖され、公共輸送機関も停止。戦闘に疲れた国民の間に恐怖が広がっている。

複数の都市ではパニック買いが起きており、住民らは、食糧不足と需要の急増で外出禁止令発動前に価格が上昇したと話した。

国連は、シリアは9年にわたる内戦で医療システムが破壊された状態で、ウイルス検査に必要な設備が整っていないことなどから、大規模感染発生のリスクが高いとしている。

また、世界保健機関(WHO)は、シリアは急激な感染拡大への対応能力が限られていると警告している。

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

フランス産ワイン・蒸留酒輸出、貿易摩擦の影響で3年

ビジネス

韓国当局、個人情報流出のクーパンにシステムの脆弱性

ビジネス

ホンダが通期純利益予想を維持、4─12月期は42%

ビジネス

丸紅の時価総額が10兆円に、27年度末目標より早期
MAGAZINE
特集:習近平独裁の未来
特集:習近平独裁の未来
2026年2月17日号(2/10発売)

軍ナンバー2の粛清は強権体制の揺らぎか、「スマート独裁」の強化の始まりか

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 2
    ビジネスクラスの乗客が「あり得ないマナー違反」...周囲を気にしない「迷惑行為」が撮影される
  • 3
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トランプには追い風
  • 4
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 5
    【銘柄】「ソニーグループ」の株価が上がらない...業…
  • 6
    米戦闘機、空母エイブラハム・リンカーンに接近した…
  • 7
    台湾発言、総選挙...高市首相は「イキリ」の連続で日…
  • 8
    変わる「JBIC」...2つの「欧州ファンド」で、日本の…
  • 9
    衆院選で吹き荒れた「サナエ旋風」を海外有識者たち…
  • 10
    「二度と見せるな」と大炎上...女性の「密着レギンス…
  • 1
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 2
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた実験室」に...抗生物質の「不都合」な真実とは
  • 3
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 4
    がんの約4割は、日々の取り組みで「予防可能」...予…
  • 5
    米戦闘機、空母エイブラハム・リンカーンに接近した…
  • 6
    致死率は最大75%のニパウイルスが、世界規模で感染…
  • 7
    ビジネスクラスの乗客が「あり得ないマナー違反」...…
  • 8
    グラフが示す「米国人のトランプ離れ」の実態...最新…
  • 9
    台湾発言、総選挙...高市首相は「イキリ」の連続で日…
  • 10
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 3
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」と「フリース」に移った日
  • 4
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 5
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 6
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 7
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
  • 8
    【クイズ】韓国を抜いて1位に...世界で最も「出生率…
  • 9
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い…
  • 10
    180万トンの「リチウムごみ」を資源に...EV電池の「…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中