ニュース速報

ワールド

駐豪中国大使、二国間関係改善へ「発展を機会と捉えるべき」と主張

2019年12月19日(木)13時11分

 12月19日、中国の成競業・駐オーストラリア大使は、オーストラリアは中国の批判をやめるべきで、二国間関係を改善させたければ中国の発展を機会として捉えるべきだとの見解を示した。写真は上海で2010年4月撮影(2019年 ロイター/Alfred Jin)

[シドニー 19日 ロイター] - 中国の成競業・駐オーストラリア大使は19日、オーストラリアは中国の批判をやめるべきで、二国間関係を改善させたければ中国の発展を機会として捉えるべきだとの見解を示した。

オーストラリアでは中国のスパイによる工作活動疑惑が相次いで浮上しているほか、豪政府は中国が太平洋地域で影響力を拡大しようとしているとして懸念を示しており、両国の関係は近年、悪化している。

同大使はシドニーで記者団に、2019年は両国の関係にとって「複雑な年」だったとしたうえで。「お互いの発展を脅威と捉えるのではなく、機会として捉えることが重要だと考える」と語った。

豪政府は数カ月間、中国に対する公式な批判を控えることで両国関係の緊張を緩和させようとしていた時期もあったが、ここ数週間は南シナ海での軍事拠点づくりや少数民族の弾圧、豪国籍作家の身柄拘束などを巡って豪政府の閣僚や高官が中国を非難し、中国の反発を招いている。

ペイン豪外相は10月、新疆ウイグル自治区の少数民族ウイグル族を中国政府が弾圧しているとされる問題に言及し、人権問題について豪政府は沈黙しないと発言した。

中国政府がウイグル自治区に強制収容所を設けてウイグル人を弾圧しているとの批判が国際社会で高まっているが、中国政府はこれを否定している。

同大使は「ウイグル族を強制収容しているというのは全くの偽ニュースだ」と強調した。

ペイン外相が今月初め、スパイ容疑で中国当局に身柄を拘束されている中国系オーストラリア人作家、楊恒均(ヤン・ヘンジュン)氏が手足を縛られた状態で毎日尋問を受けるなど「容認できない」状態に置かれているとする声明を発表したことについても[nL4N28C0Z9]、楊氏は人道的な扱いを受けていると主張した。

ロイター
Copyright (C) 2019 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

インフレと金利は良好な状態、任期全うが基本方針=E

ビジネス

米ハイテク大手4社のAI投資、26年は6500億ド

ワールド

米イラン核協議、ウィットコフ氏ら出席 26日ジュネ

ワールド

米、在レバノン大使館の一部職員を退避 渡航回避改め
MAGAZINE
特集:ウクライナ戦争4年 苦境のロシア
特集:ウクライナ戦争4年 苦境のロシア
2026年2月24日号(2/17発売)

帰還兵の暴力、ドローンの攻撃、止まらないインフレ。国民は疲弊しプーチンの足元も揺らぐ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医師がすすめる意外な健康習慣
  • 2
    「水道水」が筋トレの成果を左右する...私たちの体には濾過・吸収する力が備わっている
  • 3
    カビが植物に感染するメカニズムに新発見、硬い表面を突き破って侵入する力の正体が明らかに
  • 4
    米国の中国依存が低下、台湾からの輸入が上回る
  • 5
    ペットとの「別れの時」をどう見極めるべきか...獣医…
  • 6
    揺れるシベリア...戦費の穴埋めは国民に? ロシア中…
  • 7
    少女買春に加え、国家機密の横流しまで...アンドルー…
  • 8
    100万人が死傷、街には戦場帰りの元囚人兵...出口な…
  • 9
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
  • 10
    IMF、日本政府に消費減税を避けるよう要請...「財政…
  • 1
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より日本の「100%就職率」を選ぶ若者たち
  • 2
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く高齢期の「4つの覚悟」
  • 3
    「水道水」が筋トレの成果を左右する...私たちの体には濾過・吸収する力が備わっている
  • 4
    「#ジェームズ・ボンドを忘れろ」――MI6初の女性長官…
  • 5
    海外(特に日本)移住したい中国人が増えている理由.…
  • 6
    カビが植物に感染するメカニズムに新発見、硬い表面…
  • 7
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 8
    100万人が死傷、街には戦場帰りの元囚人兵...出口な…
  • 9
    ロシアに蔓延する「戦争疲れ」がプーチンの立場を揺…
  • 10
    オートミール中心の食事がメタボ解消の特効薬に
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 3
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 4
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 5
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 6
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 7
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 8
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 9
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 10
    「罠に嵌められた」と主張するが...欧州で次々と摘発…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中