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EUがトルコ制裁で合意、キプロス沖「違法」掘削巡り

2019年11月12日(火)12時48分

 11月11日、欧州連合(EU)外相理事会は、トルコがキプロス沖で「違法な」石油・ガス掘削活動を行っているとして検討していた同国に対する経済制裁について合意した。写真はEUとトルコの旗。イスタンブールで2017年9月撮影(2019年 ロイター/Osman Orsal)

[ブリュッセル 11日 ロイター] - 欧州連合(EU)外相理事会は11日、トルコがキプロス沖で「違法な」石油・ガス掘削活動を行っているとして検討していた同国に対する経済制裁について合意した。移動禁止や資産凍結に向けた法的枠組みとなる。対象者の氏名は後日発表するという。

2人のEU外交関係者は、これらの制裁が発動された場合、対象者はトルコの軍関係者や掘削船の船長になるだろうと述べた。

掘削についてトルコは、領土内の大陸棚または北キプロス・トルコ共和国が所有権を持つ区域で行っていると反論している。

トルコはEU加盟を正式に目指しているが、エルドアン大統領による反対派取り締まりなどを受け、多くの加盟国は同国がすでに加盟どころか加盟候補としてすら民主的基準を満たしていないと発言している。

ロイター
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