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対英貿易交渉厳しい内容に、関税・割当枠ゼロ以外も=EU交渉官

2019年11月06日(水)01時32分

欧州連合(EU)のバルニエ首席交渉官は5日、EUは英国の「不公平な競争上の優位性」を受け入れるつもりはないとし、将来的な貿易関係を巡る英国との交渉は「困難かつ厳しい」ものになるとの見方を示した。ブリュッセルで10月撮影(2019年 ロイター/YVES HERMAN)

[リスボン 5日 ロイター] - 欧州連合(EU)のバルニエ首席交渉官は5日、EUは英国の「不公平な競争上の優位性」を受け入れるつもりはないとし、将来的な貿易関係を巡る英国との交渉は「困難かつ厳しい」ものになるとの見方を示した。

バルニエ氏はリスボンで開催されたイベントで「英国は関税ゼロ、クオータ(割当枠)ゼロで事足りると考えるべきではない」と主張。欧州委員会との交渉での最優先事項として、国庫補助や社会権、環境権、税制を挙げ、「交渉は困難かつ厳しいものになる」と述べた。

また新たな貿易関係を交渉する時間も「極めて短い」とした。離脱協定案によると、交渉期限は2020年末まで。

バルニエ氏は、英国が最終的に合意のないままEUを離脱する可能性は依然としてあるという見解を改めて示した。

ロイター
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