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北朝鮮、抑留米国人3人を解放 首脳会談控え

2018年05月10日(木)04時09分

 5月9日、トランプ米大統領は、北朝鮮に抑留された米国人3人がポンペオ国務長官とともに帰国の途についたと明らかにした。3人の体調は良好のもよう。ツイッターに投稿した(2018年 ロイター/Denis Balibouse)

[ワシントン 9日 ロイター] - 北朝鮮は9日、抑留していた米国人3人を解放し、ポンペオ国務長官に引き渡した。

トランプ米大統領は、3人がポンペオ氏とともに帰国の途についたと明らかにした。一行は米東部夏時間10日午前2時(日本時間午後3時)、ワシントン近郊のアンドルーズ空軍基地に到着し、トランプ氏が出迎える予定だ。

3人の体調は良好のもよう。トランプ氏がツイッターに投稿した。

韓国は今回の動きについて、米朝首脳会談に向け前向きと評価、北朝鮮に対し自国民6人の解放も求めた。

ホワイトハウスによると、トランプ氏は首脳会談予定を控える中での解放実現について「善意を前向きな形で示すもの」と認識している。解放された3人は手助けを必要とせず、徒歩で航空機に乗り込んだという。

マティス米国防長官は解放を受け、トランプ氏と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の会談について、「何らかの成果が得られると楽観的になる根拠はある」と述べた。

北朝鮮は9日、米国に対して2国間の緊張状態はなお存在しているとして、「苦労の末得られた対話ムードを壊す恐れのある言動や行動」をしないよう警告した。国営メディアが伝えた。

同報道は「米国は一貫して、北朝鮮への敵対政策に固執し、世論を誤った方向へと導いている。こうした行動の結果、自国の安全保障を危険にさらす事態に陥る可能性がある」とした。

(※原文記事など関連情報は画面右側にある「関連コンテンツ」メニューからご覧ください。)

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