ニュース速報

ワールド

米共和党ウェストバージニア州上院選予備選、元石炭幹部敗北で安堵感

2018年05月09日(水)15時03分

 5月8日、11月の米中間選挙に向け、ウェストバージニア州で行われた共和党の上院選予備選は、パトリック・モリシー州司法長官が元石炭会社幹部のドン・ブランケンシップ氏(写真)を抑えて勝利した。(2018年 ロイター/LEXI BROWNING)

[ワシントン 8日 ロイター] - 11月の米中間選挙に向け、ウェストバージニア州で8日に行われた共和党の上院選予備選は、パトリック・モリシー州司法長官が元石炭会社幹部のドン・ブランケンシップ氏を抑えて勝利した。

ブランケンシップ氏は経営していた炭鉱で29人の死者を出した事故の責任を巡り1年服役した経歴があるほか、予備選に向けては人種差別的な選挙戦を展開。共和党指導部の間では、同氏が勝利すれば上院選で民主党から議席を奪う可能性が低くなるとの懸念が出ていた。

だが、トランプ大統領が投票前日にブランケンシップ氏を支持しないよう呼びかけたこともあり、同氏の得票はモリシー州司法長官とエバン・ジェンキンス下院議員に次ぐ3位にとどまった。

モリシー氏は11月の上院選で民主党現職のジョー・マンチン上院議員と対決することになる。

共和党の上院選予備選は、民主党現職の議席が11月に改選となるインディアナ、オハイオ両州でも激しい戦いとなった。

インディアナ州では実業家のマイク・ブラウン氏が勝利。11月に民主党現職のジョー・ドネリー上院議員と対決する。トランプ大統領とペンス副大統領は早くも10日に同州で集会を予定しており、インディアナ州をいかに重要視しているかが表れている。

オハイオ州では、ジム・レナッチ下院議員が勝利した。

ノースカロライナ州でも予備選が行われ、牧師のマーク・ハリス氏がロバート・ピッテンジャー下院議員に勝利した。

ロイター
Copyright (C) 2018 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

ベトナム、26年は10%成長目標に 外的圧力でも勢

ワールド

韓国、防衛産業で世界4位目指す 李大統領が研究予算

ワールド

米政府閉鎖19日目、航空管制官の不足で主要空港に遅

ビジネス

9月コンビニ売上高は7カ月連続増、販促効果で客単価
MAGAZINE
特集:日本人と参政党
特集:日本人と参政党
2025年10月21日号(10/15発売)

怒れる日本が生んだ「日本人ファースト」と参政党現象。その源泉にルポと神谷代表インタビューで迫る

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号返上を表明」も消えない生々しすぎる「罪状」
  • 2
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多い県」はどこ?
  • 3
    本当は「不健康な朝食」だった...専門家が警告する「実は避けるべき」一品とは?
  • 4
    ニッポン停滞の証か...トヨタの賭ける「未来」が関心…
  • 5
    今年、記録的な数の「中国の飲食店」が進出した国
  • 6
    ギザギザした「不思議な形の耳」をした男性...「みん…
  • 7
    自重筋トレの王者「マッスルアップ」とは?...瞬発力…
  • 8
    「中国は危険」から「中国かっこいい」へ──ベトナム…
  • 9
    「認知のゆがみ」とは何なのか...あなたはどのタイプ…
  • 10
    【インタビュー】参政党・神谷代表が「必ず起こる」…
  • 1
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号返上を表明」も消えない生々しすぎる「罪状」
  • 2
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以外の「2つの隠れた要因」が代謝を狂わせていた
  • 3
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多い県」はどこ?
  • 4
    まるで『トップガン』...わずか10mの至近戦、東シナ…
  • 5
    フィリピンで相次ぐ大地震...日本ではあまり報道され…
  • 6
    中国人が便利な「調理済み食品」を嫌うトホホな理由…
  • 7
    日本で外国人から生まれた子どもが過去最多に──人口…
  • 8
    「心の知能指数(EQ)」とは何か...「EQが高い人」に…
  • 9
    本当は「不健康な朝食」だった...専門家が警告する「…
  • 10
    「欧州最大の企業」がデンマークで生まれたワケ...奇…
  • 1
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になりやすい人」が持ち歩く5つのアイテム
  • 2
    「大谷翔平の唯一の欠点は...」ドジャース・ロバーツ監督が明かすプレーオフ戦略、監督の意外な「日本的な一面」とは?
  • 3
    カミラ王妃のキャサリン妃への「いら立ち」が話題に...「少々、お控えくださって?」
  • 4
    増加する「子どもを外注」する親たち...ネオ・ネグレ…
  • 5
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
  • 6
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 7
    バフェット指数が異常値──アメリカ株に「数世代で最…
  • 8
    「日本の高齢化率は世界2位」→ダントツの1位は超意外…
  • 9
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
  • 10
    【クイズ】日本人が唯一「受賞していない」ノーベル…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中