ニュース速報
ビジネス

インテル、業界ベテラン2人を取締役に指名 次期CEO検討中

2024年12月06日(金)09時48分

 米半導体大手インテルは12月5日、パット・ゲルシンガー最高経営責任者(CEO)の解任に伴って次期CEOを探す中、半導体業界のベテラン2人を取締役に指名した。写真はインテルのロゴ。2023年3月撮影のイメージ写真(2024年 ロイター/Dado Ruvic/Illustration)

Arsheeya Bajwa

[5日 ロイター] - 米半導体大手インテルは5日、パット・ゲルシンガー最高経営責任者(CEO)の解任に伴って次期CEOを探す中、半導体業界のベテラン2人を取締役に指名した。

新たに取締役会に加わったのは、オランダの半導体製造装置大手ASMLでCEOを務めたことがあるエリック・ムーリス氏と、米半導体メーカー、マイクロチップ・テクノロジーの暫定CEOを務めるスティーブ・サンギ氏。両氏とも以前にインテルで勤務したことがある。

インテルは人工知能(AI)向けなど先進的な半導体製造で、米エヌビディアや台湾積体電路製造(TSMC)などの競合勢に大きく後れをとっている。

2日に解任が発表されたゲルシンガー氏はインテルの主導権を取り戻す使命を担っていたが、他の半導体企業の委託製造を請け負う戦略が裏目に出て、同社の市場価値はエヌビディアの30分の1以下になってしまった。

ロイターは3日、インテルが元取締役のリップ・ブー・タン氏など外部候補者数人の評価を開始したと報じた。

インテルのデービッド・ジンスナー暫定共同CEO兼最高財務責任者(CFO)は今週、次期CEOには製造に関する専門知識に加えて製品面での経験も必要だと語っている。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

イスラエルがイラン再攻撃計画か、トランプ氏に説明へ

ワールド

プーチン氏のウクライナ占領目標は不変、米情報機関が

ビジネス

マスク氏資産、初の7000億ドル超え 巨額報酬認め

ワールド

米、3カ国高官会談を提案 ゼレンスキー氏「成果あれ
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:教養としてのBL入門
特集:教養としてのBL入門
2025年12月23日号(12/16発売)

実写ドラマのヒットで高まるBL(ボーイズラブ)人気。長きにわたるその歴史と深い背景をひもとく

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「食べ方の新方式」老化を防ぐなら、食前にキャベツよりコンビニで買えるコレ
  • 2
    懲役10年も覚悟?「中国BL」の裏にある「検閲との戦い」...ドラマ化に漕ぎ着けるための「2つの秘策」とは?
  • 3
    待望の『アバター』3作目は良作?駄作?...人気シリーズが直面した「思いがけない批判」とは?
  • 4
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦…
  • 5
    「何度でも見ちゃう...」ビリー・アイリッシュ、自身…
  • 6
    70%の大学生が「孤独」、問題は高齢者より深刻...物…
  • 7
    香港大火災の本当の原因と、世界が目撃した「アジア…
  • 8
    中国最強空母「福建」の台湾海峡通過は、第一列島線…
  • 9
    ロシア、北朝鮮兵への報酬「不払い」疑惑...金正恩が…
  • 10
    週に一度のブリッジで腰痛を回避できる...椎間板を蘇…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切り札として「あるもの」に課税
  • 3
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入ともに拡大する「持続可能な」貿易促進へ
  • 4
    【実話】学校の管理教育を批判し、生徒のため校則を…
  • 5
    「最低だ」「ひど過ぎる」...マクドナルドが公開した…
  • 6
    ミトコンドリア刷新で細胞が若返る可能性...老化関連…
  • 7
    自国で好き勝手していた「元独裁者」の哀れすぎる末…
  • 8
    香港大火災の本当の原因と、世界が目撃した「アジア…
  • 9
    【銘柄】資生堂が巨額赤字に転落...その要因と今後の…
  • 10
    身に覚えのない妊娠? 10代の少女、みるみる膨らむお…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切り札として「あるもの」に課税
  • 3
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした「信じられない」光景、海外で大きな話題に
  • 4
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 5
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だ…
  • 6
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 7
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入と…
  • 8
    インド国産戦闘機に一体何が? ドバイ航空ショーで…
  • 9
    【衛星画像】南西諸島の日米新軍事拠点 中国の進出…
  • 10
    ポルノ依存症になるメカニズムが判明! 絶対やって…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中