ニュース速報
ビジネス

G7財務相、イラン制裁やロシア凍結資産の活用で協力表明

2024年04月18日(木)12時27分

4月17日、G7は財務相・中央銀行総裁会議を開催し、イランによるイスラエル攻撃を非難した。写真はイスラエルのアラド近郊で14日撮影した、ロケットブースターの残骸(2024年 ロイター/Christophe van der Perre)

[ワシントン 17日 ロイター] - 主要7カ国(G7)は17日、財務相・中央銀行総裁会議を開催し、イランによるイスラエル攻撃を非難した。また、ロシアの凍結資産をウクライナ支援に活用するため、あらゆる手段を引き続き模索すると表明した。

共同声明は「地域の不安定化を助長するイランの兵器調達・製造・移転能力を低下させる今後のあらゆる措置で、緊密な協調を確実にする」とした。

複数のショックに対する最近の回復力の中で、世界経済のリスクは「よりバランスが取れている」とし、インフレは後退していると指摘した。

「中央銀行は物価安定の達成に引き続き強くコミットしており、データに基づく形で政策調整を続けていく。物価と金融の安定は持続可能でバランスのとれた成長のための前提条件である」とした。

一方で、主にロシアのウクライナ侵攻や中東紛争など「貿易やサプライチェーン、商品価格に影響を与える恐れがある」地政学的なリスクが大きいと述べた。

ロシアの凍結資産からの収入を活用するなど、ウクライナの緊急の短期資金需要に対応できるよう支援することに強くコミットしているとした。

「ロシアがウクライナに与えた損害の代償を確実に支払うという決意を再確認する」とした。

声明には凍結資産に関する具体的な計画は含まれなかったが、6月にイタリアで開催されるG7首脳会議でに選択肢を提示することを視野に「ウクライナを支援するためロシアの凍結資産を活用するあらゆる可能性について引き続き取り組んでいく」とした。

<為替、2017年5月の声明を再確認>

一方、ドル高が進行する為替市場の動きを巡っては、「為替レートの過度の変動や無秩序な動きは、経済・金融の安定に悪影響を与え得る」などとした2017年5月の声明を再確認した。

神田財務官はG7後にワシントンで記者団に対して、「日本の主張も踏まえて為替を含む過去のG7における政策対応に関するコミットメントが再確認された」と明らかにした。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

中国首相、フォーラムで一段の経済開放約束 日本企業

ワールド

G7、エネ供給支援へ必要な措置講じる用意 外相声明

ワールド

トランプ氏、米空港にICE捜査官派遣と警告 予算巡

ワールド

トランプ氏、イランに48時間以内のホルムズ開放求め
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:イラン革命防衛隊
特集:イラン革命防衛隊
2026年3月24日号(3/17発売)

イスラム神権国家を裏からコントロールする謎の軍隊の歴史と知られざる実力

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【銘柄】「三菱商事」の株価に高まる期待...ホルムズ海峡封鎖と資源価格高騰が業績を押し上げ
  • 2
    メーガン妃、娘リリベット王女との「お手伝い姿」公開...母としての素顔に反響
  • 3
    メーガン妃、親友称賛の投稿が波紋...チャリティーの場でにじんだ「私的発信」
  • 4
    BTSカムバック公演で光化門に26万人、ソウル中心部の…
  • 5
    韓国製ミサイル天弓-II、イラン戦争で96%迎撃の衝撃 …
  • 6
    「マツダ・日産・スバル」が大ピンチ?...オーストラ…
  • 7
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する…
  • 8
    「日本人のほうが民度が低い」を招いてしまった渋谷…
  • 9
    「カメラの目の前」で起きた爆発の瞬間...取材中の記…
  • 10
    まずサイバー軍が防空網をたたく
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期スペイン女王は空軍で訓練中、問われる「軍を知る君主」
  • 3
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え時の装いが話題――「ファッション外交」に注目
  • 4
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 5
    第6回大会を終えて曲がり角に来たWBC
  • 6
    メーガン妃、娘リリベット王女との「お手伝い姿」公…
  • 7
    【衛星画像】イラン情勢緊迫、米強襲揚陸艦「トリポ…
  • 8
    韓国製ミサイル天弓-II、イラン戦争で96%迎撃の衝撃 …
  • 9
    「マツダ・日産・スバル」が大ピンチ?...オーストラ…
  • 10
    ズボンを穿き忘れてる! 米セレブ、下を穿かず「目の…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 3
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 4
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 5
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 6
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 7
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 8
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 9
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 10
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中