ニュース速報

ビジネス

英6月小売店頭価格は上昇鈍化、食品が2カ月連続で減速

2023年06月27日(火)12時53分

英小売協会(BRC)が27日発表した6月の小売店頭価格指数は前年比上昇率が8.4%で、2005年の統計開始以来最も高い伸びだった5月の9.0%から鈍化した。写真は英ロンドンで買い物する人々で2021年1月撮影(2023年 ロイター/Henry Nicholls)

[ロンドン 27日 ロイター] - 英小売協会(BRC)が27日発表した6月の小売店頭価格指数は前年比上昇率が8.4%で、2005年の統計開始以来最も高い伸びだった5月の9.0%から鈍化した。今年になって上昇率が前月を下回ったのは4月に続いて2回目。

食品価格の上昇率が2カ月連続で減速。ただ上昇率自体は14.6%となお高く、多くの世帯にとって重大な家計圧迫要因となっている。

BRCのヘレン・ディキンソン最高責任者は「現在の状況が続くなら、食品価格上昇率は年内に1桁台まで下振れるはずだ」と述べ、6月は牛乳やチーズ、卵といった必需品の価格が引き下げられたと説明した。また衣料品と電化製品も値下がりしたという。

英小売最大手テスコは今月、食品の値上がりは峠を越したと表明した。

BRCとともにデータを算出している調査会社ニールセンIQのマイク・ワトキンス氏は「世界的なサプライチェーン(供給網)のコストが下がり続けるとすれば、現時点で物価上昇のピークは過ぎたかもしれない。しかし大半の家計が貯蓄する必要がある点からすれば、年内の購入行動は必需品に移行する流れは変わらず、一般消費財の買い物は先送りされるか優先されなくなる公算が大きい」とくぎを刺した。

6月の指数は1─7日に集めた価格情報に基づいて算出された。

ロイター
Copyright (C) 2023 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

再送トランプ氏、イランのエネルギー施設攻撃を再延期

ワールド

ウクライナ、対ロ圧力維持のためエネルギー施設を長距

ワールド

ナスダックが調整局面入り、中東リスクとAI懸念が重

ワールド

米・イスラエルとイランの緊張続く、トランプ氏「協議
MAGAZINE
特集:BTS再始動
特集:BTS再始動
2026年3月31日号(3/24発売)

3年9カ月の空白を経て完全体でカムバック。世界が注目する「BTS2.0」の幕開け

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    ヘンリー・メーガン夫妻の豪州訪問に3万6000人超の反対署名...「歓迎してない」の声広がる
  • 2
    作者が「投げ出した」? 『チェンソーマン』の最終回に世界中から批判殺到【ネタバレ注意】
  • 3
    「俺たちはただの人間だ」――BTSが新アルバム『ARIRANG』に託した想い、全14曲を【徹底分析】
  • 4
    意外と「プリンス枠」が空いていて...山崎育三郎が「…
  • 5
    デンマーク王妃「帰郷」に沸騰...豪州訪問で浮かび上…
  • 6
    まずサイバー軍が防空網をたたく
  • 7
    中国最大の海運会社COSCOがペルシャ湾輸送を再開──緊…
  • 8
    トランプが誤算? イラン攻撃延期の舞台裏、湾岸諸国…
  • 9
    「予想よりも酷い...」ドラマ版『ハリー・ポッター』…
  • 10
    三笠宮彬子さまも出席...「銀河の夢か、現実逃避か」…
  • 1
    メーガン妃、娘リリベット王女との「お手伝い姿」公開...母としての素顔に反響
  • 2
    【銘柄】「三菱商事」の株価に高まる期待...ホルムズ海峡封鎖と資源価格高騰が業績を押し上げ
  • 3
    「マツダ・日産・スバル」が大ピンチ?...オーストラリアの「NVES規制」をトヨタが切り抜けられた理由
  • 4
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 5
    レストラン店内で配膳ロボットが「制御不能」に...店…
  • 6
    三笠宮彬子さまも出席...「銀河の夢か、現実逃避か」…
  • 7
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する…
  • 8
    中国の公衆衛生レベルはアメリカ並み...「ほぼ国民皆…
  • 9
    イランは空爆により核・ミサイル製造能力を「喪失」…
  • 10
    韓国製ミサイル天弓-II、イラン戦争で96%迎撃の衝撃 …
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 3
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 4
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 5
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 6
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 7
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 8
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 9
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
  • 10
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中