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米銀と仮想通貨業界との関係、上院議員がFRBなどに説明求める

12月9日、米上院銀行委員会の民主党委員2人は暗号資産(仮想通貨)交換業者FTXの経営破綻を受け、銀行の仮想通貨に関する活動や業界との関係について米連邦準備理事会(FRB)などの金融規制当局に説明を求めた。写真は2人の議員のうちのエリザベス・ウォーレン氏。5月ワシントンでの代表撮影(2022年/ロイター)
[8日 ロイター] - 米上院銀行委員会の民主党委員2人は暗号資産(仮想通貨)交換業者FTXの経営破綻を受け、銀行の仮想通貨に関する活動や業界との関係について米連邦準備理事会(FRB)などの金融規制当局に説明を求めた。
エリザベス・ウォーレン、ティナ・スミス両議員がFRB、米連邦預金保険公社(FDIC)、米通貨監督庁(OCC)のトップに書簡を送った。
ウォーレン氏の事務所が8日公表した7日付の書簡は「最近の仮想通貨の急落で銀行システムはそれほど打撃を受けていない。だが規制当局が認識している以上に仮想通貨が銀行システムに統合されている可能性をFTXの破綻が示している」と指摘した。
その上で規制機関に対し銀行と銀行システムへのリスクを説明するよう求めた。
銀行の仮想通貨取引や仮想通貨業界への融資に対する監督について具体的な説明を要求し、銀行と仮想通貨業界の関係について見直しを行う計画があるか尋ねた。2週間以内に回答するよう求めている。