ニュース速報

ビジネス

ロイターネクスト:来年の世界経済成長、2%下回る可能性高まる=IMF専務理事

2022年12月02日(金)02時07分

国際通貨基金(IMF)のゲオルギエワ専務理事は、ウクライナでの戦争の影響や欧州・中国・米国経済の同時減速が重しとなり、来年の世界経済成長率が2%を下回る可能性が高まっているという認識を示した。11月29日、ベルリンで撮影(2022年 ロイター/Michele Tantussi)

[ニューヨーク 1日 ロイター] - 国際通貨基金(IMF)のゲオルギエワ専務理事は1日、ウクライナでの戦争の影響や欧州・中国・米国経済の同時減速が重しとなり、来年の世界経済成長率が2%を下回る可能性が高まっているという認識を示した。

ゲオルギエワ専務理事はロイターネクスト会議で、世界第2位の経済大国である中国の経済減速をとりわけ懸念していると述べた上で、「消費者心理や投資家心理を見る限り、状況は最近悪化している」とした。

IMFは10月、2023年の世界経済成長率予測を7月時点の2.9%から2.7%に下方修正。さらに23年の世界経済成長率が2%を下回る確率は25%と推定したほか、世界のGDPがマイナス成長に陥る確率は10%を上回っているとした。

ゲオルギエワ専務理事はロシアの「無意味な戦争」の欧州経済への影響や欧米中の同時減速に言及し、10月に示した「確率がさらに小幅上昇する可能性を懸念している」と述べた。

さらに、ロシアによるウクライナ民間インフラへ施設への攻撃によって、ウクライナが来年に経済活動を維持するコストが拡大していると指摘。必要となる資金の従来見通しは月30億─40億ドルだが、最大で月10億ドル増加するという見方を示した。同時に、欧州連合(EU)や米国、その他の国がウクライナに必要な支援を継続すると確信していると述べた。

また、来週に他の国際機関の代表と共に中国・北京を訪問し、中国の経済見通しや新型コロナウイルス対策について同国指導部と協議すると明らかにした。

ロイター
Copyright (C) 2022 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

トランプ氏 、 ホルムズ海峡に多くの国が軍艦派遣と

ビジネス

イラン情勢注視続く、FRB金利見通しも焦点=今週の

ワールド

イスラエル、レバノンと数日内に協議へ ヒズボラと戦

ワールド

北朝鮮の金総書記、多連装ロケット砲の発射訓練視察=
MAGAZINE
特集:教養としてのミュージカル入門
特集:教養としてのミュージカル入門
2026年3月17日号(3/10発売)

社会と時代を鮮烈に描き出すミュージカル。意外にポリティカルなエンタメの「魔力」を学ぶ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製をモデルにした米国製ドローンを投入
  • 2
    ズボンを穿き忘れてる! 米セレブ、下を穿かず「目のやり場に困る」衣装...「これはオシャレなの?」
  • 3
    有人機の「盾」となる使い捨て無人機...空の戦いに革命をもたらす「新世代ドローン」とは?
  • 4
    「筋肉はモッツァレラと同じ」...なぜウォーミングア…
  • 5
    機内で「人生最悪」の経験をした女性客...後ろの客の…
  • 6
    イラン攻撃のさなか、トランプが行った「執務室の祈…
  • 7
    ファラオが眠る王家の谷に残されていた「インド系言…
  • 8
    「映画賞の世界は、はっきり言って地獄だ」――ショー…
  • 9
    世界の視線は中東から日本へ...企業主導で築くインド…
  • 10
    ホルムズ封鎖で中国動く、イランと直接協議へ
  • 1
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 2
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 3
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」と言われる外国特派員の私が思うこと
  • 4
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
  • 5
    「このままよりはマシだ」――なぜイランで米軍の攻撃…
  • 6
    職業別の収入に大変動......タクシー運転手・自動車…
  • 7
    キャサリン皇太子妃、英連邦デー式典に出席...公開さ…
  • 8
    ショーン・ペンは黙らない――「ウクライナへの裏切り…
  • 9
    世界の視線は中東から日本へ...企業主導で築くインド…
  • 10
    ズボンを穿き忘れてる! 米セレブ、下を穿かず「目の…
  • 1
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 2
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 3
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 4
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 5
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 6
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 7
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 8
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
  • 9
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
  • 10
    「罠に嵌められた」と主張するが...欧州で次々と摘発…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中