ニュース速報

ビジネス

日経平均は4日続伸、値がさ株がけん引 米株先物が堅調推移

2022年10月06日(木)15時31分

 10月6日、東京株式市場で日経平均は、前営業日比190円77銭高の2万7311円30銭と、4日続伸して取引を終えた。写真は都内にある株価ボード。2020年10月に撮影(2022年 ロイター/Issei Kato)

[東京 6日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は、前営業日比190円77銭高の2万7311円30銭と、4日続伸して取引を終えた。前日の米国市場では株安となったが、時間外取引の米株先物が堅調な値動きとなって投資家心理を支援し、相場の戻りに弾みが加わった。

日経平均は小高く寄り付いた後も上値を伸ばし、200円超高に上昇した。指数寄与度の大きいファーストリテイリングなど値がさ株や東京エレクトロンなど半導体関連株で堅調な銘柄が目立ち、相場全体をリードした。

後場も日中高値を更新して一時約280円高に上昇し、高値圏での推移を継続した。ただ、週末の米雇用統計の発表や国内3連休を前にして、小動きにとどまった。

25日移動平均線(2万7364円44銭=6日)が、目先のレジスタンスとして意識された。前日までの3営業日で約1180円と急ピッチで上昇しており、過熱感への警戒から利益確定売りが上値を抑えた。

市場では「米連邦準備理事会(FRB)のタカ派姿勢に特に変化がない一方、インフレも加速しておらず、目先はボックス圏の推移に戻るのではないか」(しんきんアセットマネジメント投信の藤原直樹運用本部長)との見方が聞かれた。2万6000円から2万8000円のレンジが軸になりそうだとみられている。

TOPIXは0.5%高の1922.47ポイント、東証プライム市場指数は前営業日比0.5%高の989.19ポイントで取引を終了。プライム市場の売買代金は2兆7186億9300万円だった。東証33業種では、値上がりは鉱業や電気機器、海運業など29業種で、値下がりは電気・ガス業や食料品、小売業など4業種だった。

ソフトバンクグループやアドバンテストは大幅高。TDKも堅調だった。一方、イオンが大幅安、テルモは軟調だった。

東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1338銘柄(72%)、値下がりは414銘柄(22%)、変わらずは84銘柄(4%)だった。

終値 前日比 寄り付き    安値/高値  

日経平均 27311.30 +190.77 27137.98 27,137.98─2

7,399.19

TOPIX 1922.47 +9.55 1914.12 1,914.12─1,

930.47

プライム指数 989.19 +4.91 985.78 985.78─993.

25

スタンダード指数 987.20 +3.81 982.78 982.68─988.

12

グロース指数 934.56 +10.90 922.12 921.78─937.

02

東証出来高(万株) 113943 東証売買代金(億円 27186.93

)

ロイター
Copyright (C) 2022 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

米政府、資源開発資金の申請簡素化 判断迅速化へ

ワールド

訂正-セビリアで国連会議開幕、開発推進を表明 トラ

ワールド

対米交渉「農業を犠牲にしない」=トランプ氏のコメ発

ワールド

カナダ、初のLNG輸出貨物を太平洋岸から出荷 アジ
MAGAZINE
特集:トランプvsイラン
特集:トランプvsイラン
2025年7月 8日号(7/ 1発売)

「平和主義者」のはずの大統領がなぜ? 核施設への電撃攻撃で中東と世界はこう変わる

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    ワニに襲われた男性の「最期の姿」...捜索隊が捉えた発見の瞬間とは
  • 2
    普通に頼んだのに...マクドナルドから渡された「とんでもないモノ」に仰天
  • 3
    ワニに襲われ女性が死亡...カヌー転覆後に水中へ引きずり込まれる
  • 4
    仕事ができる人の話の聞き方。3位は「メモをとる」。…
  • 5
    砂浜で見かけても、絶対に触らないで! 覚えておくべ…
  • 6
    「パイロットとCAが...」暴露動画が示した「機内での…
  • 7
    突然ワニに襲われ、水中へ...男性が突いた「ワニの急…
  • 8
    イランを奇襲した米B2ステルス機の謎...搭乗した専門…
  • 9
    燃え盛るロシアの「黒海艦隊」...ウクライナの攻撃で…
  • 10
    顧客の経営課題に寄り添う──「経営のプロ」の視点を…
  • 1
    「コーヒーを吹き出すかと...」ディズニーランドの朝食が「高額すぎる」とSNSで大炎上、その「衝撃の値段」とは?
  • 2
    燃え盛るロシアの「黒海艦隊」...ウクライナの攻撃で大爆発「沈みゆく姿」を捉えた映像が話題に
  • 3
    イランを奇襲した米B2ステルス機の謎...搭乗した専門家が語る戦略爆撃機の「内側」と「実力」
  • 4
    「小麦はもう利益を生まない」アメリカで農家が次々…
  • 5
    定年後に「やらなくていいこと」5選──お金・人間関係…
  • 6
    ワニに襲われた男性の「最期の姿」...捜索隊が捉えた…
  • 7
    夜道を「ニワトリが歩いている?」近付いて撮影して…
  • 8
    突然ワニに襲われ、水中へ...男性が突いた「ワニの急…
  • 9
    サブリナ・カーペンター、扇情的な衣装で「男性に奉…
  • 10
    仕事ができる人の話の聞き方。3位は「メモをとる」。…
  • 1
    日本の「プラごみ」で揚げる豆腐が、重大な健康被害と環境汚染を引き起こしている
  • 2
    「コーヒーを吹き出すかと...」ディズニーランドの朝食が「高額すぎる」とSNSで大炎上、その「衝撃の値段」とは?
  • 3
    「あまりに愚か...」国立公園で注意を無視して「予測不能な大型動物」に近づく幼児連れ 「ショッキング」と映像が話題に
  • 4
    一瞬にして村全体が消えた...スイスのビルヒ氷河崩壊…
  • 5
    妊娠8カ月の女性を襲ったワニ...妊婦が消えた川辺の…
  • 6
    庭にクマ出没、固唾を呑んで見守る家主、そして次の…
  • 7
    10歳少女がサメに襲われ、手をほぼ食いちぎられる事…
  • 8
    JA・卸売業者が黒幕説は「完全な誤解」...進次郎の「…
  • 9
    「ママ...!」2カ月ぶりの再会に駆け寄る13歳ラブラ…
  • 10
    気温40℃、空港の「暑さ」も原因に?...元パイロット…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中