ニュース速報

ビジネス

国内新車販売9月は24%増、前年の反動 15カ月ぶりプラス

2022年10月03日(月)15時42分

 10月3日、自動車販売の業界団体が3日発表した9月の国内新車販売台数は、前年同月比24.1%増の39万5163台だった。写真は自動車会社のショールーム。横浜で2016年5月撮影(2022年 ロイター/Toru Hanai )

[東京 3日 ロイター] - 自動車販売の業界団体が3日発表した9月の国内新車販売台数は、前年同月比24.1%増の39万5163台と15カ月ぶりにプラスに転じた。半導体不足と新型コロナウイルス感染拡大による部品調達の停滞で大きく落ち込んだ前年同月の反動が出た。部品不足は改善されつつも今なお続いている。

日本自動車販売協会連合会(自販連)と全国軽自動車協会連合会(全軽自協)が3日に発表した数値をロイターがまとめた。

登録車は17.8%増の24万2042台で昨年8月以来、13カ月ぶりにプラスに転じ、軽自動車も35.6%増の15万3121台と2カ月ぶりに増えた。ただし、全軽自協は「前年対比ではプラスとなったものの、9月の新車販売台数としては高い水準ではない」と説明している。

乗用車メーカーの登録車をブランド別でみると、トヨタ自動車が26.3%増、高級車ブランドのレクサスが56%増といずれも13カ月ぶりにプラスに転じた。ホンダが0.8%増と2カ月連続で伸びたほか、日産自動車は0.9%増と2カ月ぶりにプラスとなった。

マツダが60.5%増、スズキは67.9%増、SUBARUが70.3%増と4カ月連続で増加、三菱自動車も52.8%増と5カ月連続で増加した。

軽自動車ではトヨタ、日産、三菱自は前年を下回った一方、ホンダ、スズキ、ダイハツ工業などが前年を上回り、いずれも2桁の伸びとなった。

ダイハツの武田裕介・営業担当取締役は同日の主力軽乗用車シリーズ新型車発表会で、「今の生産状況は不透明で厳しい状況。納期は1カ月から3─4カ月待たせており、長いと6カ月というモデルもある」と話していた。

ロイター
Copyright (C) 2022 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

独経済団体、半数が26年の人員削減を予想 経済危機

ワールド

中国軍、台湾周辺で実弾射撃伴う演習開始 港湾など封

ビジネス

韓国クーパン、顧客情報大量流出で11.8億ドルの補

ワールド

尹前大統領の妻、金品見返りに国政介入 韓国特別検が
MAGAZINE
特集:ISSUES 2026
特集:ISSUES 2026
2025年12月30日/2026年1月 6日号(12/23発売)

トランプの黄昏/中国AI/米なきアジア安全保障/核使用の現実味......世界の論点とキーパーソン

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 2
    マイナ保険証があれば「おくすり手帳は要らない」と考える人が知らない事実
  • 3
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 4
    【銘柄】子会社が起訴された東京エレクトロン...それ…
  • 5
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
  • 6
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」と…
  • 7
    海水魚も淡水魚も一緒に飼育でき、水交換も不要...ど…
  • 8
    「アニメである必要があった...」映画『この世界の片…
  • 9
    2026年、トランプは最大の政治的試練に直面する
  • 10
    なぜ筋肉を鍛えても速くならないのか?...スピードの…
  • 1
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 2
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 3
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 4
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
  • 5
    中国、インドをWTOに提訴...一体なぜ?
  • 6
    「食べ方の新方式」老化を防ぐなら、食前にキャベツ…
  • 7
    海水魚も淡水魚も一緒に飼育でき、水交換も不要...ど…
  • 8
    【過労ルポ】70代の警備員も「日本の日常」...賃金低…
  • 9
    批評家たちが選ぶ「2025年最高の映画」TOP10...満足…
  • 10
    マイナ保険証があれば「おくすり手帳は要らない」と…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 3
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切り札として「あるもの」に課税
  • 4
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 5
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「…
  • 6
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした…
  • 7
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 8
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だ…
  • 9
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
  • 10
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入と…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中