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イオン、PB3品目を値上げへ 「価格据え置き」延長せず

6月21日、イオンはプライベートブランド(PB)「トップバリュ」の食料品・日用品約5000品目のうち、3品目を7月4日から値上げすると発表した。写真は千葉市で2016年11月撮影(2021年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)
[東京 21日 ロイター] - イオンは21日、プライベートブランド(PB)「トップバリュ」の食料品・日用品約5000品目のうち、3品目を7月4日から値上げすると発表した。これまでは5000品目について価格据え置きを宣言し、期限を6月末まで延長していたが、原料高、資源高に加え、円安の進行を受け、苦渋の決断をした。
同社は7月4日以降、マヨネーズ、ノンフライ麺、外箱を省いたティシューペーパーに対して、それぞれ3%超─25%超の値上げを実施する。いずれも資源価格の高騰や円安進行を受けた中での対応だが、「価格維持を継続していく中で、3品目はどうしても難しかった」(広報部)という。ティシューペーパーは外箱を省いた商品で、既にコストダウンを実施した上で低価格を売りにしているものの、パルプを溶解するための燃料価格の上昇で値上げを余儀なくされた。
イオンでは、今後も顧客の暮らしを守ることを最優先に価格維持に努めていくとしている。一方、やむを得ず値上げをする場合は前もって店頭で知らせるという。