ニュース速報

ビジネス

自動車の税制改正、成長に向け「設計図描き直す時期」=自工会会長

2022年05月19日(木)16時57分

 日本自動車工業会(自工会)の豊田章男会長(トヨタ自動車社長)は5月19日の会見で、自動車関連の税制改正について、「新たな体系を構築すべきではないか。まさに将来の日本の成長に向けて大きな設計図を書き直す時期に来ている」と述べた。横浜港で2017年11月撮影(2022年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 19日 ロイター] - 日本自動車工業会(自工会)の豊田章男会長(トヨタ自動車社長)は19日の会見で、自動車関連の税制改正について、「新たな体系を構築すべきではないか。まさに将来の日本の成長に向けて大きな設計図を書き直す時期に来ている」と述べた。

これまで自工会として、世界一高く複雑な自動車税制を「簡素化してほしい」と負担軽減を要望してきたが、豊田会長は「抜本的な見直しは実現できていないのが現状だ」と指摘。

日本には「エネルギー政策を含め、カーボンニュートラル(温暖化ガス排出量の実質ゼロ)を実現する成長戦略が不可欠だ」とし、「その中で基幹産業である自動車をどう位置づけ、雇用を守っていくかが大変重要だ」と話した。税のあり方も「こうした成長戦略に基づいた産業政策の中で腰を据えて見直すべきだ」と強調した。

さらに豊田会長は、従来の各省庁間の綱引きや縦割りの議論ではなく、「検討期間も2年に1度ではなく、中長期の方向性と短期の内容とに分けて議論をお願いしたい」とし、「今年は大局的な視点から自動車税制の見直し議論を深め、なんとか道筋をつけたい」と語った。

一方、同席した自工会の永塚誠一副会長は、資材価格高騰による営業利益への影響について、2021年度は自工会加盟社合計で1.5兆円の減益要因となったことを説明。22年度は2.5兆円の減益要因になるとの見通しを示した。輸出産業にとって本来なら円安はプラスだが、現在は半導体需給ひっ迫などによる部品不足で輸出台数が減少している。このため、資材を輸入する際のコスト増のマイナス影響が上回り、「円安のデメリットが拡大している」と語った。

ロイター
Copyright (C) 2022 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

中国首相、フォーラムで一段の経済開放約束 日本企業

ワールド

G7、エネ供給支援へ必要な措置講じる用意 外相声明

ワールド

トランプ氏、米空港にICE捜査官派遣と警告 予算巡

ワールド

トランプ氏、イランに48時間以内のホルムズ開放求め
MAGAZINE
特集:イラン革命防衛隊
特集:イラン革命防衛隊
2026年3月24日号(3/17発売)

イスラム神権国家を裏からコントロールする謎の軍隊の歴史と知られざる実力

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【銘柄】「三菱商事」の株価に高まる期待...ホルムズ海峡封鎖と資源価格高騰が業績を押し上げ
  • 2
    メーガン妃、娘リリベット王女との「お手伝い姿」公開...母としての素顔に反響
  • 3
    メーガン妃、親友称賛の投稿が波紋...チャリティーの場でにじんだ「私的発信」
  • 4
    BTSカムバック公演で光化門に26万人、ソウル中心部の…
  • 5
    「マツダ・日産・スバル」が大ピンチ?...オーストラ…
  • 6
    韓国製ミサイル天弓-II、イラン戦争で96%迎撃の衝撃 …
  • 7
    「日本人のほうが民度が低い」を招いてしまった渋谷…
  • 8
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する…
  • 9
    まずサイバー軍が防空網をたたく
  • 10
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期スペイン女王は空軍で訓練中、問われる「軍を知る君主」
  • 3
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え時の装いが話題――「ファッション外交」に注目
  • 4
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 5
    第6回大会を終えて曲がり角に来たWBC
  • 6
    メーガン妃、娘リリベット王女との「お手伝い姿」公…
  • 7
    【衛星画像】イラン情勢緊迫、米強襲揚陸艦「トリポ…
  • 8
    韓国製ミサイル天弓-II、イラン戦争で96%迎撃の衝撃 …
  • 9
    「マツダ・日産・スバル」が大ピンチ?...オーストラ…
  • 10
    ズボンを穿き忘れてる! 米セレブ、下を穿かず「目の…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 3
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 4
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 5
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 6
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 7
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 8
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 9
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 10
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中