ニュース速報

ビジネス

米新興EVリビアン、時価総額530億ドル超目指す ホンダに肉薄

2021年11月02日(火)08時18分

 11月1日、米アマゾン・ドット・コムが出資する新興電気自動車(EV)メーカーの米リビアン・オートモーティブは、新規株式公開(IPO)で株式時価総額530億ドル以上を目指している。2018年11月、ロサンゼルスで撮影(2021年 ロイター/Mike Blake)

[1日 ロイター] - 米アマゾン・ドット・コムが出資する新興電気自動車(EV)メーカーの米リビアン・オートモーティブは、新規株式公開(IPO)で株式時価総額530億ドル以上を目指している。

実現すれば、時価総額はホンダにほぼ匹敵。フェラーリを上回る可能性が高い。

リビアンは2009年にR・J・スカリンジ氏がメインストリーム・モーターズとして創業。2011年に社名をリビアンに変更した。

まだEVの大量販売にはこぎつけていないが、多額の投資を行っており、9月には、テスラ、ゼネラル・モーターズ(GM)、フォード・モーターなどに先行して完全電動ピックアップトラック「R1T」を発表した。

9月時点で米国とカナダで約4万8390台のRITとスポーツ用多目的車(SUV)「R1S」の事前注文を受け付けた。

現在は、アマゾン向けの電動配送車の開発と、富裕層向けの電動ピックアップトラック、SUVブランドの開発という二本立ての戦略を進めている。

アマゾンは、10月末時点でリビアン株の約20%を保有。環境対策の一環で、電動配送車10万台を発注している。

米証券取引委員会(SEC)に提出された書類によると、フォードも株式の5%以上を保有している。

リビアンは、8月にIPOの申請書類を非公開の形でSECに提出。10月には、今年上期に10億ドル近い赤字を計上したことを明らかにした。

IPOでは1株57─62ドルで1億3500万株を公開する予定。公開価格が仮条件の上限に決まった場合、調達額は80億ドル以上となる。

上場先は米ナスダック。取引コードはRIVN。

ロイター
Copyright (C) 2021 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

お知らせ=重複記事を削除します

ビジネス

高市首相、18日に植田日銀総裁と会談 午後3時半か

ワールド

EU、ウクライナ支援で3案提示 欧州委員長「組み合

ワールド

ポーランド鉄道爆破、前例のない破壊行為 首相が非難
MAGAZINE
特集:世界最高の投手
特集:世界最高の投手
2025年11月18日号(11/11発売)

日本最高の投手がMLB最高の投手に──。全米が驚愕した山本由伸の投球と大谷・佐々木の活躍

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 2
    【銘柄】ソニーグループとソニーFG...分離上場で生まれた「全く異なる」2つの投資機会とは?
  • 3
    「中国人が10軒前後の豪邸所有」...理想の高級住宅地「芦屋・六麓荘」でいま何が起こっているか
  • 4
    筋肉の正体は「ホルモン」だった...テストステロン濃…
  • 5
    悪化する日中関係 悪いのは高市首相か、それとも中国…
  • 6
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後…
  • 7
    南京事件を描いた映画「南京写真館」を皮肉るスラン…
  • 8
    レアアースを武器にした中国...実は米国への依存度が…
  • 9
    【写真・動画】「全身が脳」の生物の神経系とその生態
  • 10
    反ワクチンのカリスマを追放し、豊田真由子を抜擢...…
  • 1
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 2
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 3
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披露目会で「情けない大失態」...「衝撃映像」がSNSで拡散
  • 4
    「死ぬかと思った...」寿司を喉につまらせた女性を前…
  • 5
    【銘柄】ソニーグループとソニーFG...分離上場で生ま…
  • 6
    【写真・動画】「全身が脳」の生物の神経系とその生態
  • 7
    筋肉の正体は「ホルモン」だった...テストステロン濃…
  • 8
    『プレデター: バッドランド』は良作?駄作?...批評…
  • 9
    「イケメンすぎる」...飲酒運転で捕まった男性の「逮…
  • 10
    ドジャースの「救世主」となったロハスの「渾身の一…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 3
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 4
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 5
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後…
  • 6
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 7
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 8
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 9
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 10
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中