米、ワクチン特許権の一時放棄推進にコミット 時間かかる可能性

米通商代表部（ＵＳＴＲ）のタイ代表は１０日、バイデン政権は新型コロナウイルスワクチン特許権の一時放棄に向けた取り組みにコミットしており、世界貿易機関（ＷＴＯ）に提起する予定だが、時間がかかる可能性があると述べた。写真はタイ代表。５月１２日撮影（２０２１年　ロイター/Pete Marovich）

［ワシントン　１０日　ロイター］ - 米通商代表部（ＵＳＴＲ）のタイ代表は１０日、バイデン政権は新型コロナウイルスワクチン特許権の一時放棄に向けた取り組みにコミットしており、世界貿易機関（ＷＴＯ）に提起する予定だが、時間がかかる可能性があると述べた。

イベントで「われわれはワクチン特許権の一時放棄を実現するために必要となるＷＴＯでのテキストベースでの交渉に積極的に参加する。問題の複雑さを考慮すると時間がかかるかもしれないが、可能な限り早く多くの人にワクチンを届けることがわれわれの目標だ」と語った。