ニュース速報

ビジネス

バイデン氏、インフラ投資計画で「妥協も」 超党派議員らと会談

2021年04月20日(火)07時24分

 バイデン米大統領は4月19日、超党派の議員らと会談し、2兆ドルを超えるインフラ投資計画について、妥協する用意があると明言した(2021年 ロイター/Kevin Lamarque)

[ワシントン 19日 ロイター] - バイデン米大統領は19日、超党派の議員らと会談し、2兆ドルを超えるインフラ投資計画について、妥協する用意があると明言した。

「私たちに何ができるか、何に協力できるかを見極める用意がある」とした上で「みんながインフラ投資計画に賛成しているのは分かったが、問題は誰がその費用を負担するかだ」と述べた。

会合には、民主党からジョン・ヒッケンルーパー上院議員、ジーン・シャヒーン上院議員、エマニュエル・クリーバー下院議員、チャーリー・クリスト下院議員、ノーマ・トーレス下院議員、共和党からジョン・ホーベン上院議員、ミット・ロムニー上院議員、カルロス・ヒメネス下院議員、ケイ・グレンジャー下院議員が出席した。

出席した議員は全員が知事や市長の経験者。バイデン氏は、超党派の合意に向けて、譲歩を探る経験を持つ州・地方の元指導者を出席者に選んだと説明した。

シャヒーン上院議員は会合後、与野党には「インフラ投資の優先課題を巡り一致点がある。実現が可能であり、そうすべきだ」と述べ、超党派合意に楽観的な見方を示した。

インフラ投資計画やその財源を賄うための法人増税案には有権者の高い支持が見られる一方、共和党はインフラ投資計画の規模が大き過ぎるとして難色を示しているほか、法人増税案にもおおむね反対している。

クリスト下院議員は法人増税について、28%への税率引き上げを求めるバイデン氏の思いは「かなり強い」ようだとし、ジョー・マンチン上院議員ら一部の民主党議員が提案する増税率の縮小について、大統領は「やや懐疑的」だと述べた。

*大統領や議員のコメントを追加しました

ロイター
Copyright (C) 2021 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

NY外為市場=ドル下落、11月CPIが予想下回る 

ビジネス

トランプ氏、FRB議長候補のウォラー理事と面会 最

ワールド

トランプ氏、大麻規制緩和の大統領令に署名 分類見直

ワールド

米政権、ICC判事2人に制裁 イスラエルへの捜査巡
MAGAZINE
特集:教養としてのBL入門
特集:教養としてのBL入門
2025年12月23日号(12/16発売)

実写ドラマのヒットで高まるBL(ボーイズラブ)人気。長きにわたるその歴史と深い背景をひもとく

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    自国で好き勝手していた「元独裁者」の哀れすぎる末路が発覚...プーチンは保護したのにこの仕打ち
  • 2
    「最低だ」「ひど過ぎる」...マクドナルドが公開したAI生成のクリスマス広告に批判殺到
  • 3
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入ともに拡大する「持続可能な」貿易促進へ
  • 4
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦…
  • 5
    身に覚えのない妊娠? 10代の少女、みるみる膨らむお…
  • 6
    ゆっくりと傾いて、崩壊は一瞬...高さ35mの「自由の…
  • 7
    おこめ券、なぜここまで評判悪い? 「利益誘導」「ム…
  • 8
    9歳の娘が「一晩で別人に」...母娘が送った「地獄の…
  • 9
    円安と円高、日本経済に有利なのはどっち?
  • 10
    中国の次世代ステルス無人機「CH-7」が初飛行。偵察…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切り札として「あるもの」に課税
  • 3
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入ともに拡大する「持続可能な」貿易促進へ
  • 4
    デンマーク国防情報局、初めて米国を「安全保障上の…
  • 5
    【衛星画像】南西諸島の日米新軍事拠点 中国の進出…
  • 6
    【実話】学校の管理教育を批判し、生徒のため校則を…
  • 7
    ミトコンドリア刷新で細胞が若返る可能性...老化関連…
  • 8
    【銘柄】資生堂が巨額赤字に転落...その要因と今後の…
  • 9
    自国で好き勝手していた「元独裁者」の哀れすぎる末…
  • 10
    「最低だ」「ひど過ぎる」...マクドナルドが公開した…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切り札として「あるもの」に課税
  • 3
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸送機「C-130」謎の墜落を捉えた「衝撃映像」が拡散
  • 4
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした…
  • 5
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 6
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 7
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だ…
  • 8
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 9
    インド国産戦闘機に一体何が? ドバイ航空ショーで…
  • 10
    ポルノ依存症になるメカニズムが判明! 絶対やって…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中