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英財政再建、6割を増税で達成 残りは歳出削減で=予算責任局

2021年03月09日(火)14時15分

 3月8日、英予算責任局(OBR)のヒューズ局長は、スナク財務相の財政再建計画について、増税による実現が60%となり、残りは歳出削減により達成すると述べた。写真はロンドンで昨年11月撮影(2021年 ロイター/Peter Nicholls)

[ロンドン 8日 ロイター] - 英予算責任局(OBR)のヒューズ局長は8日、スナク財務相の財政再建計画について、増税による実現が60%となり、残りは歳出削減により達成すると述べた。リーマン・ショック後に、主に歳出削減で果たした財政再建と対照的な内容となる。

スナク財務相が先週発表した財政再建計画によると、2023/24年度の財政赤字は国内総生産(GDP)比4%と、20/21年度の19%から大幅に縮小する。

ヒューズ氏は議会委員会で「この財政再建案は、増税による実現が60%を占め、歳出削減は40%にとどまる」と述べ、「最後に大規模な財政再建が行われたのは2010年だが、主に歳出削減により実現し、増税によるところは少なかった」と指摘した。

当時のオズボーン財務相の財政再建計画では、歳出削減が80%を占め、増税は20%だった。

OBRの見通しによると、GDP比の税収は25/26年度までに35%に拡大し、1960年代以降で最も高い水準になる見通し。

ロイター
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