ニュース速報

ビジネス

米ドアダッシュ、今年下期の受注鈍化見込む ワクチン普及で

2021年02月26日(金)10時18分

 2月25日、米料理宅配サービスのドアダッシュは、今年下期に顧客の注文が減少するとの見通しを示した。写真はニューヨークで昨年11月撮影(2021年 ロイター/Carlo Allegri)

[25日 ロイター] - 米料理宅配サービスのドアダッシュは25日、今年下期に顧客の注文が減少するとの見通しを示した。新型コロナウイルスワクチンの接種が進み、レストランやカフェでの外食需要が回復すると見込まれるためだ。

また昨年12月の新規上場後、公開会社として初めて発表した2020年第4・四半期決算も赤字が拡大。同社株は引け後の時間外取引で12%下落した。

ドアダッシュは、新型コロナ流行に伴う規制や感染への懸念から自宅で過ごす人が増える中、売上高が急増した。

プラビール・アダルカー最高財務責任者(CFO)は、アナリストとの電話会見で「ワクチンが完全に普及すれば、消費者の行動は新型コロナ危機時を上回る水準に回復し始めると予想している」と述べた。

同社は総受注額見通しについて、2021年通年は300億─330億ドル、第1・四半期は86億─91億ドルとした。20年第4・四半期は227%増の82億ドルだった。

第1・四半期の調整後利払い・税・償却前利益(EBITDA)は、レストランから徴収している手数料に最近上限が設定されたことや、ドライバーを契約業者に分類する法律の成立により、打撃を受ける見通し。

第4・四半期の売上高は9億7000万ドルと3倍以上に増加した。ただ、純損益は3億1200万ドルの赤字となり、赤字額は前年同期の1億3400万ドルから拡大した。

フォレスター・リサーチのアナリスト、スチャリタ・コダリ氏は「IPOの成功を踏まえると、もっと良い数字が期待されていた。新型コロナ流行時に素晴らしい数字を示さなければ、そこが投資家の注目する部分になる」と語った。

ロイター
Copyright (C) 2021 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

パープレキシティ、AIエージェント巡りアマゾンから

ビジネス

任天堂株が急伸、業績・配当予想引き上げ スイッチ2

ワールド

NZ失業率、第3四半期は5.3%に悪化 9年ぶり高

ワールド

米ケンタッキー州でUPS機が離陸後墜落、乗員3人 
MAGAZINE
特集:高市早苗研究
特集:高市早苗研究
2025年11月 4日/2025年11月11日号(10/28発売)

課題だらけの日本の政治・経済・外交を初の女性首相はこう変える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎の存在」がSNSで話題に、その正体とは?
  • 2
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 3
    「あなたが着ている制服を...」 乗客が客室乗務員に「非常識すぎる」要求...CAが取った行動が話題に
  • 4
    「日本のあの観光地」が世界2位...エクスペディア「…
  • 5
    これをすれば「安定した子供」に育つ?...児童心理学…
  • 6
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 7
    虹に「極限まで近づく」とどう見える?...小型機パイ…
  • 8
    高市首相に注がれる冷たい視線...昔ながらのタカ派で…
  • 9
    「白人に見えない」と言われ続けた白人女性...外見と…
  • 10
    【HTV-X】7つのキーワードで知る、日本製新型宇宙ス…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読み方は?
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 5
    【ウクライナ】要衝ポクロウシクの攻防戦が最終局面…
  • 6
    9歳女児が行方不明...失踪直前、防犯カメラに映った…
  • 7
    【クイズ】1位は「蚊」...世界で「2番目に」人間を殺…
  • 8
    女性の後を毎晩つけてくるストーカー...1週間後、雨…
  • 9
    「日本のあの観光地」が世界2位...エクスペディア「…
  • 10
    だまされやすい詐欺メールTOP3を専門家が解説
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になり…
  • 5
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 6
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
  • 7
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 8
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
  • 9
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
  • 10
    増加する「子どもを外注」する親たち...ネオ・ネグレ…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中