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米CB消費者信頼感指数、1月は小幅上昇 雇用不安さらに拡大

2021年01月27日(水)02時26分

[ワシントン 26日 ロイター] - コンファレンス・ボード(CB)が26日に発表した1月の米消費者信頼感指数は89.3と、前月の87.1から小幅に上昇した。市場予想は89.0。上昇したものの、新型コロナウイルス感染拡大に対する懸念は払拭されておらず、感染拡大前の昨年2月の132.6と比べるとはるかに低い水準にある。

現況指数は84.4と、前月の87.2から低下。一方、期待指数は92.5と、87.0から上昇した。

コンファレンスボードの経済指標担当シニアディレクター、リン・フランコ氏は「新型コロナが主要な抑制要因となる中、足元の状況に対する評価はさらに弱まる一方、経済や雇用への期待は高まっており、消費者はそう遠くない将来に状況が改善すると考えている」と分析した。

職が十分とみる向きと就職が困難とみる向きとの差はマイナス3.2で、前月のマイナス1.9からさらに悪化した。同指標は労働省が発表する失業率と連動しており注目されている。昨年12月の雇用統計は、非農業部門雇用者数が8カ月ぶりに減少に転じた。

所得の増加を見込む向きは14.4%と、前月の15.7%から低下。反対に減少を見込む向きは14.2%と、前月の14.6%から小幅低下した。

1年先のインフレ期待は5.8%と、6.0%から低下した。

*内容を追加しました。

ロイター
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