ニュース速報

ビジネス

米住宅着工、12月は5.8%増に加速 許可件数も大幅伸び

2021年01月22日(金)03時18分

米商務省が21日発表した2020年12月の住宅着工件数(季節調整済み)は年率換算で前月比5.8%増の166万9000戸と、市場予想の156万戸を上回った。サウスカロライナ州ヨーク郡で昨年2月撮影(2021年 ロイター/LUCAS JACKSON)

[ワシントン 21日 ロイター] - 米商務省が21日発表した2020年12月の住宅着工件数(季節調整済み)は年率換算で前月比5.8%増の166万9000戸と、市場予想の156万戸を上回り、2006年9月以来の高水準となった。歴史的低水準にある住宅ローン金利が市場を支え、許可件数も大きく伸びたが、木材価格の高騰や労働力不足で勢いが鈍化する可能性もある。

着工件数は前年比で5.2%増加した。通年では7%増の138万戸だった。

先行指標である許可件数は前月比4.5%増の170万9000戸と、06年8月以来の高水準。通年では4.8%増の145万2000戸だった。

最も大きなシェアを占める一戸建て住宅の着工件数は、季節調整済みの年率で12.0%増の133万8000戸で、8カ月連続で増加した。許可件数は7.8%増の122万6000戸だった。

ただ、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)により、建設業界の労働力にも影響が出ている。

今回の調査では、1月に一戸建て建設業者の間で景況感が低下していることも示された。業者からは、木材や他の材料費に関連する供給側の制約のほか、手頃な土地の不足、納期の遅れと住宅価格上昇につながる労働力不足について不満の声が聞かれた。

変動の激しい集合住宅の着工件数は13.6%減の33万1000戸。許可件数は3.0%減の48万3000戸だった。

ムーディーズ・アナリティクスのシニアエコノミスト、ライアン・スイート氏は「木材を含む材料価格の上昇は、建設業者の信頼感を圧迫し、住宅の値頃感低下につながり始めている」と述べた。

*内容を追加しました。

ロイター
Copyright (C) 2021 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

インドGDP、10─12月7.8%増に鈍化 消費は

ビジネス

三菱UFJAMの「オルカン」、純資産総額で「S&P

ワールド

米国民「黄金時代」に懐疑的、68%が「経済活況」同

ビジネス

英航空IAG、25年は利益が予想上回る プレミアム
MAGAZINE
特集:日本人が知らない AI金融の最前線
特集:日本人が知らない AI金融の最前線
2026年3月 3日号(2/25発売)

フィンテックの進化と普及で、金融はもっと高速に、もっとカジュアルに

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからくりとリスク
  • 2
    村瀬心椛は「トップでなければおかしい」...スノボの謎判定に「怒りの鉄拳」、木俣椋真の1980には「ぼやき」も
  • 3
    少女買春に加え、国家機密の横流しまで...アンドルーの大スキャンダルを招いた「女王の寵愛」とは
  • 4
    中国で今まで発見されたことがないような恐竜の化石…
  • 5
    戦術は進化しても戦局が動かない地獄──ロシア・ウク…
  • 6
    住宅の4~5割が空き家になる地域も......今後30年で…
  • 7
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 8
    中国、4隻目の空母は原子力艦か──世界3番目の原子力…
  • 9
    「まるで別人...」ジョニー・デップの激変ぶりにネッ…
  • 10
    ウクライナが国産ミサイル「フラミンゴ」でロシア軍…
  • 1
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医師がすすめる意外な健康習慣
  • 2
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く高齢期の「4つの覚悟」
  • 3
    「水道水」が筋トレの成果を左右する...私たちの体には濾過・吸収する力が備わっている
  • 4
    村瀬心椛は「トップでなければおかしい」...スノボの…
  • 5
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 6
    少女買春に加え、国家機密の横流しまで...アンドルー…
  • 7
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 8
    「#ジェームズ・ボンドを忘れろ」――MI6初の女性長官…
  • 9
    カビが植物に感染するメカニズムに新発見、硬い表面…
  • 10
    海外(特に日本)移住したい中国人が増えている理由.…
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 3
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 4
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 5
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 6
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 7
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 8
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 9
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 10
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中