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日本車8社の10月世界生産2.7%増、2カ月連続プラス 日中が好調
日本車メーカー8社が27日発表した10月の世界生産は、前年同月比2.7%増の243万8045台だった。中国を中心に好調を維持し、2カ月連続のプラスとなった。写真はトヨタのプリウス。2017年撮影。(2020年 ロイター/Toru Hanai/File Photo )
[東京 27日 ロイター] - 日本車メーカー8社が27日発表した10月の世界生産は、前年同月比2.7%増の243万8045台だった。中国を中心に好調を維持し、2カ月連続のプラスとなった。前年同月には消費増税や台風の影響があったため、国内生産も同8.7%増加した。
10月の世界生産は、8社中5社が前年同月を上回った。トヨタ自動車は前年同月比9.1%増の84万5107台。中国や日本などでの生産が好調だった。スズキは同27.3%増の30万4196台だった。両社ともに、同月として過去最高を記録した。
ホンダは5.7%増の45万2740台。このうち中国生産は25.6%増の15万8722台で、同月として過去最高となった。
スバルは14.0%増の9万2538台で、4カ月連続のプラスだった。国内生産は34.5%増の6万1277台。前年同月は、台風の影響で国内工場の操業を一時停止していた。
海外での生産を伸ばしたマツダは4.6%増の12万7688台だった。
一方、日産自動車の世界生産は15.1%減の38万8459台で、13カ月連続のマイナス。中国以外の地域で前年割れとなった。三菱自動車は33.0%減の7万7903台で、国内、海外ともに前年同月を大幅に下回った。
ダイハツ工業は3.7%減の14万9414台で8カ月連続のマイナスだった。22.6%増だった国内生産と比べ、海外生産は30.5%減と大きく低迷した。
(新田裕貴)