ニュース速報

ビジネス

G7財務相、最貧国の債務軽減策拡充への支持示す見通し=関係筋

2020年09月25日(金)14時01分

複数の関係筋によると、主要7カ国(G7)の財務相は、25日のビデオ会議で最貧国の債務軽減策拡充への支持を示す見通し。写真は4月、ビデオ会議でのG7財務相会合に臨むフランスのルメール経済・財務相と麻生財務相。パリで撮影。(2020年 ロイター/Benoit Tessier )

[ワシントン/東京 25日 ロイター] - 複数の関係筋によると、主要7カ国(G7)の財務相は、25日のビデオ会議で最貧国の債務軽減策拡充への支持を示す見通し。

同日のビデオ会議では、国際経済情勢や新型コロナウイルス流行の影響が議題となる予定。

今年末までとなっている最貧国の債務軽減策を巡り、国際通貨基金(IMF)は2021年末まで1年間延長すべきと主張しているが、G7財務相は6カ月の延長を支持する見通しという。

関係筋の1人は「6カ月の延長を支持する動きがあるほか、債務再編という、より包括的な問題が議論されるだろう」と語った。

G7財務相による6カ月延長への支持表明は、20カ国・地域(G20)による決定の基礎固めとなるとみられる。

G20財務相・中央銀行総裁会議は10月14日に開催される予定だが、正式な決定は11月に開催されるG20首脳会議(サミット)で採択される見込みだ。

関係筋によると、G7財務相は、新型コロナ流行以前から高い債務水準が問題となっていた最貧国の長期的な債務の持続可能性についても協議する見通し。一部の最貧国が債務再編を必要としている可能性について国際社会の認識が高まっていることが背景にあるという。

会議の議長を務める米財務省からコメントは得られていない。

麻生太郎財務相は25日の閣議後会見で、きょうのG7財務相会議での議論や債務支払猶予イニシアチブ(DSSI)について見解を問われ、「今の段階で申し上げるのは差し控えたい」と語った。[nL3N2GM0PF]

G20は4月、DSSIの下、最貧国73カ国に対し年末まで債務返済を猶予することで合意した。しかし、債務返済猶予の実施には課題が多く、新型コロナの流行で最貧国がとりわけ深刻な打撃を受ける中、プログラムの延長を求める声が出ていた。

世界銀行のマルパス総裁は先週、ブログへの投稿で、G20の債務軽減策は良い出発点だが、より深く長期的な解決策が必要だと指摘した。

*内容を追加しました。

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

メルセデス、25年は57%減益 関税や中国の競争響

ビジネス

ネクソン、発行済株式の4.4%の自己株を消却

ビジネス

中国、価格競争抑制へ自動車業界向けガイドライン

ワールド

米・イラン、核協議で柔軟姿勢 米は濃縮一部容認の用
MAGAZINE
特集:習近平独裁の未来
特集:習近平独裁の未来
2026年2月17日号(2/10発売)

軍ナンバー2の粛清は強権体制の揺らぎか、「スマート独裁」の強化の始まりか

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 2
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トランプには追い風
  • 3
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 4
    がんは何を食べて生き延びるのか?...「ブドウ糖」の…
  • 5
    一体なぜ? 中国でハリー・ポッターの「あの悪役」が…
  • 6
    あなたの隣に「軍事用ヒト型ロボット」が来る日
  • 7
    【独自取材】「氷上のシルクロード」を目指す中国、…
  • 8
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 9
    【銘柄】「ソニーグループ」の株価が上がらない...業…
  • 10
    まさに「灯台下暗し」...九州大学の研究チームが「大…
  • 1
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 2
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた実験室」に...抗生物質の「不都合」な真実とは
  • 3
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 4
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 5
    がんの約4割は、日々の取り組みで「予防可能」...予…
  • 6
    ビジネスクラスの乗客が「あり得ないマナー違反」...…
  • 7
    米戦闘機、空母エイブラハム・リンカーンに接近した…
  • 8
    グラフが示す「米国人のトランプ離れ」の実態...最新…
  • 9
    台湾発言、総選挙...高市首相は「イキリ」の連続で日…
  • 10
    【銘柄】「ソニーグループ」の株価が上がらない...業…
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 3
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」と「フリース」に移った日
  • 4
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を…
  • 5
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 6
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 7
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 8
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 9
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
  • 10
    【クイズ】韓国を抜いて1位に...世界で最も「出生率…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中