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米住宅建設業者指数、9月は過去最高更新 低金利が追い風
全米住宅建設業者協会(NAHB)が16日に発表した9月のNAHB/ウエルズ・ファーゴ住宅建設業者指数は83と、前月から5ポイント上昇し、過去最高を更新した。ロサンゼルスで2018年7月撮影(2020年 ロイター/Lucy Nicholson)
[ワシントン 16日 ロイター] - 全米住宅建設業者協会(NAHB)が16日に発表した9月のNAHB/ウエルズ・ファーゴ住宅建設業者指数は83と、前月から5ポイント上昇し、過去最高を更新した。新型コロナウイルスの感染拡大に伴うリセッション(景気後退)下でも、過去最低水準の住宅ローン金利が引き続き住宅市場の追い風となっている。
ただ、建設業者は木材など建材の価格上昇や配送遅延などを依然として懸念しているという。
NAHBのチーフエコノミスト、ロバート・ディーツ氏は「木材価格は4月中旬以降で170%を超える上昇となっており、代表的な新築一戸建て住宅の価格に1万6000ドル以上上乗せされている」と指摘。「もっとも、低金利に支えられ、住宅建設は郊外に広がっており、建設業者は繁忙状態にある。他地域の建設業者が高密度住宅地区の顧客から移転について問い合わせを受けていることも、拡大傾向を示すもう一つの兆候と言える」と述べた。
9月は、現況販売指数が4ポイント上昇の88ポイント。向こう6カ月間の住宅販売予測指数も6ポイント上昇の84ポイント。潜在的な住宅購入者の見方を示す指数は9ポイント上昇の73ポイントだった。