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黒田総裁の手腕「評価」と菅官房長官、日銀緩和を継承

2020年09月05日(土)17時24分

 9月5日 自民党総裁選に立候補した菅義偉官房長官は5日、日本経済新聞のインタビューに対し、黒田東彦日銀総裁の手腕を評価しているとした上で、安倍晋三政権後も大規模な金融緩和を続ける考えを示した。写真は総裁選出馬会見の様子。9月2日、東京で撮影(2020年 ロイター/Issei Kato)

[東京 5日 ロイター] - 自民党総裁選に立候補した菅義偉官房長官は5日、日本経済新聞のインタビューに対し、黒田東彦日銀総裁の手腕を評価しているとした上で、安倍晋三政権後も大規模な金融緩和を続ける考えを示した。

日経によると、菅氏は黒田総裁について「手腕を大変、評価している」と発言。黒田総裁の下で始まった異次元の金融緩和について「黒田氏を任命するときから関わってきた。私が継承したい」と話したという。

また、日経は菅氏がデジタル庁の創設を明言したと伝えている。「デジタルの関係はひとつのところですべてやる」と述べ、各省にまたがるデジタル部局を集約する考えを示したとしている。

菅氏は同日午前に日本テレビの番組にも出演。自民党の総裁に選出され、首相となった場合の閣僚人事を問われ、官房長官としての資質については閣僚を束ねて政策を推進する力が必要と指摘した。

また、民間人の閣僚起用として元大阪府知事の橋下徹氏の名前が上がっていることに関し、これまでの支援の経緯や大阪行政の改革の道筋をつけた人物として評価した。

*写真を追加し再送しました。

(中川泉、浜田寛子 編集:高木匠、久保信博)

ロイター
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