ニュース速報

ビジネス

ダウ459ドル高、好調な非製造業指標や中国景気回復への期待で

2020年07月07日(火)06時16分

米国株式市場は大幅続伸。米国では引き続き新型コロナウイルス感染者が急増しているものの、6月の米ISM非製造業総合指数が4カ月ぶりの高水準となったことや中国の景気回復を巡る期待が市場心理を押し上げた。ニューヨーク証券取引所で3月撮影(2020年 ロイター/LUCAS JACKSON)

[6日 ロイター] - 米国株式市場は大幅続伸。米国では引き続き新型コロナウイルス感染者が急増しているものの、6月の米ISM非製造業総合指数が4カ月ぶりの高水準となったことや中国の景気回復を巡る期待が市場心理を押し上げた。

米供給管理協会(ISM)が6日発表した6月の非製造業総合指数(NMI)は57.1となり、4カ月ぶりの高水準を付けた。前月から大幅に持ち直し、新型コロナのパンデミック(世界的大流行)以前の水準に迫った。

プルデンシャル・ファイナンシャルのチーフ市場ストラテジスト、クインシー・クロスビー氏は6月のISM非製造業総合指数は「消費者信頼感の高まりを示す」と述べた。

6月の米雇用統計で非農業部門雇用者数が480万人増と過去最多になるなど、一連の好調な米経済指標を受けてナスダック総合は過去最高値を更新。S&P総合500種は3月23日の安値から40%超上昇している。

一方、新型コロナ感染者は急増。ロイターの分析によると、今月に入り国内16州で1日当たりの新規感染者数がこれまでの最多を更新。フロリダ州では1日当たり1万1000人と、流行が極めて深刻だった時期に欧州各国が記録した感染者数を大きく上回っている。

個別銘柄では、インターネット通販最大手の米アマゾン・ドット・コムが初めて3000ドルの大台を付けた。終値は5.8%高の3057.04ドルとなり、ナスダックとS&P500を押し上げた。

米電気自動車(EV)大手テスラは13.5%急伸。テスラの第2・四半期の納車台数が予想を上回ったことを受け、証券各社の目標株価引き上げが相次いだ。

配車サービス大手の米ウーバー・テクノロジーズは6%高。この日、食品宅配サービスの米ポストメイツを26億5000万ドルで買収すると発表した。

ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を2.54対1の比率で上回った。ナスダックでは1.88対1で値上がり銘柄数が多かった。

米取引所の合算出来高は109億1000万株。直近20営業日の平均は129億株。

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 26287.0 +459.67 +1.78 25996. 26297. 25996. <.DJI>

3 08 53 08

前営業日終値 25827.3

6

ナスダック総合 10433.6 +226.02 +2.21 10360. 10462. 10354. <.IXIC>

5 38 05 98

前営業日終値 10207.6

3

S&P総合500種 3179.72 +49.71 +1.59 3155.2 3182.5 3155.2 <.SPX>

9 9 9

前営業日終値 3130.01

ダウ輸送株20種 9386.94 +151.24 +1.64 <.DJT>

ダウ公共株15種 779.03 -7.86 -1.00 <.DJU>

フィラデルフィア半導体 2046.81 +53.20 +2.67 <.SOX>

VIX指数 27.90 +0.22 +0.79 <.VIX>

S&P一般消費財 1108.60 +34.53 +3.21 <.SPLRCD

>

S&P素材 367.41 +5.30 +1.46 <.SPLRCM

>

S&P工業 591.44 +8.64 +1.48 <.SPLRCI

>

S&P主要消費財 607.63 +3.20 +0.53 <.SPLRCS

>

S&P金融 389.19 +7.44 +1.95 <.SPSY>

S&P不動産 221.59 +0.38 +0.17 <.SPLRCR

>

S&Pエネルギー 284.51 +1.05 +0.37 <.SPNY>

S&Pヘルスケア 1196.34 +11.91 +1.01 <.SPXHC>

S&P通信サービス 187.73 +3.95 +2.15 <.SPLRCL

>

S&P情報技術 1884.70 +33.37 +1.80 <.SPLRCT

>

S&P公益事業 290.44 -3.76 -1.28 <.SPLRCU

>

NYSE出来高 10.73億株 <.AD.N>

シカゴ日経先物9月限 ドル建て 22680 + 30 大阪比 <0#NK:>

シカゴ日経先物9月限 円建て 22640 - 10 大阪比 <0#NIY:>

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

インフレ基調指標、10月の刈り込み平均値は前年比2

ワールド

米民主党上院議員、核実験を再開しないようトランプ氏

ビジネス

ノボノルディスクの次世代肥満症薬、中間試験で良好な

ワールド

トランプ氏、オバマケア補助金延長に反対も「何らかの
MAGAZINE
特集:ガザの叫びを聞け
特集:ガザの叫びを聞け
2025年12月 2日号(11/26発売)

「天井なき監獄」を生きるパレスチナ自治区ガザの若者たちが世界に向けて発信した10年の記録

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるようになる!筋トレよりもずっと効果的な「たった30秒の体操」〈注目記事〉
  • 2
    【銘柄】イオンの株価が2倍に。かつての優待株はなぜ成長株へ転生できたのか
  • 3
    老後資金は「ためる」より「使う」へ──50代からの後悔しない人生後半のマネープラン
  • 4
    【最先端戦闘機】ミラージュ、F16、グリペン、ラファ…
  • 5
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 6
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 7
    7歳の娘の「スマホの検索履歴」で見つかった「衝撃の…
  • 8
    放置されていた、恐竜の「ゲロ」の化石...そこに眠っ…
  • 9
    マムダニの次は「この男」?...イケメンすぎる「ケネ…
  • 10
    AIの浸透で「ブルーカラー」の賃金が上がり、「ホワ…
  • 1
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸送機「C-130」謎の墜落を捉えた「衝撃映像」が拡散
  • 2
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判殺到、そもそも「実写化が早すぎる」との声も
  • 3
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるようになる!筋トレよりもずっと効果的な「たった30秒の体操」〈注目記事〉
  • 4
    ポルノ依存症になるメカニズムが判明! 絶対やって…
  • 5
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 6
    マムダニの次は「この男」?...イケメンすぎる「ケネ…
  • 7
    AIの浸透で「ブルーカラー」の賃金が上がり、「ホワ…
  • 8
    「まじかよ...」母親にヘアカットを頼んだ25歳女性、…
  • 9
    海外の空港でトイレに入った女性が見た、驚きの「ナ…
  • 10
    【銘柄】イオンの株価が2倍に。かつての優待株はなぜ…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 3
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 4
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 5
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 6
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸…
  • 7
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦…
  • 8
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 9
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 10
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中