ニュース速報

ビジネス

日経平均は反発、乱高下挟みながらも堅調地合い

2020年06月23日(火)12時13分

 6月23日、前場の東京株式市場で、日経平均は前営業日比184円57銭高の2万2621円84銭となり、反発した。写真は3月6日、東京で撮影(2020年 ロイター/Issei Kato)

[東京 23日 ロイター] - 前場の東京株式市場で、日経平均は前営業日比184円57銭高の2万2621円84銭となり、反発した。前日の米国株式市場で主要3指数がそろって上昇し方向性が出たことが好感され、全体的にしっかりでスタート。前場中盤にナバロ米大統領補佐官の発言を受けて急速に値を消す場面があったものの、すぐに落ち着きを取り戻し、乱高下する場面がありながらも堅調な地合いとなっている。

22日の米国株式市場では、新型コロナウイルス感染が再び拡大していることに懸念が台頭しているものの、一段の景気刺激策導入への期待を背景にハイテク株を中心に買いが入った。

一方、ナバロ大統領補佐官は22日のFOXニュースのインタビューで、中国との通商合意は「終わった」と述べるとともに、中国が新型コロナウイルスについてより早い段階で警鐘を鳴らさなかったことが一因だとした。これが伝わった後、日経平均は一時180円を超す下げ幅となったものの「ヘッドラインの文言にAIが反応して下げの勢いを強めたとみられる。実際に今晩の米国株市場の反応を見極めたい向きもいるため落ち着いた」(国内証券)という。時間外取引でマイナスとなった米株先物もプラスに戻した。

市場では「感染拡大を警戒して上値は重い印象だ。目先は米株先物の動きをみながら値固めとなるのではないか」(野村証券・エクイティマーケットストラテジストの澤田麻希氏)との声が聞かれ、このまま上値を追うかどうか注目されている。 TOPIXは0.78%高で午前の取引を終了。東証1部の売買代金は1兆1641億73000円となった。東証33業種では、輸送用機器が値上がり率でトップとなり、値下がり業種は、その他製品、医薬品、パルプ・紙の3業種だけだった。個別では、トヨタ自動車<7203.T>、ホンダ<7267.T>など輸出関連株が総じてしっかりとなっている、富士通<6702.T>が買われ、ファーストリテイリング<9983.T>、ソフトバンクグループ<9984.T>なども高い。 東証1部の騰落数は、値上がりが1453銘柄に対し、値下がりが610銘柄、変わらずが96銘柄だった。

日経平均は荒い値動き。下げ幅を一時180円超に拡大したが、その後プラス転換し、現在は2万2500円台前半で推移している。

市場からは「急落時はナバロ米大統領補佐官の発言に加えて、サウジアラビアに向けて発射された弾道ミサイルが迎撃されたという話が嫌気された。ヘッドラインの文言にAIが反応して下げの勢いを強めたとみられるが、実際に今晩の米国株市場の反応を見極めたい向きもいるため、落ち着いた」(国内証券)との声が出ていた。

ナバロ米大統領補佐官は22日、FOXニュースのインタビューで、中国との通商合意について質問されると「それは終わった」と述べるとともに、中国が新型コロナウイルスについてより早い段階で警鐘を鳴らさなかったことが一因だとした。

日経平均はマイナス転換、2万2400円台前半で推移している。ナバロ米大統領補佐官がFOXニュースのインタビューで、中国との通商合意は「終わった」と発言したと伝わり、嫌気されているもよう。米国株先物が軟化し、日経平均も連れて安くなっている。

日経平均は高値圏でもみあい。買いが一巡した後は、上値に対して慎重な動きとなっている。商いも細り気味だ。時間外取引の米株先物は堅調に推移している。

市場では「下値不安は感じられないものの、感染拡大を警戒して上値は重い印象だ。目先は米株先物の動きをみながら値固めとなるのではないか」(野村証券・エクイティマーケットストラテジストの澤田麻希氏)との声が出ていた。

寄り付きの東京株式市場で、日経平均株価は前営業日比198円79銭高の2万2636円06銭となり、反発した。前日の米国株市場で主要3指数がそろって上昇し、ナスダック総合は終値での最高値を更新したことが好感されている。輸送用機器、ゴム製品、倉庫・運輸関連などが高い。

市場関係者によると、寄り前の板状況は、トヨタ自動車<7203.T>、ホンダ<7267.T>、キヤノン<7751.T>、パナソニック<6752.T>が買い優勢、ソニー<6758.T>は売り買い拮抗。

指数寄与度の大きいファナック<6954.T>は買い優勢、ファーストリテイリング<9983.T>は売り買い拮抗。

メガバンクでは、みずほフィナンシャルグループ<8411.T>が買い優勢、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>、三井住友フィナンシャルグループ<8316.T>は売り買い拮抗となっている。

*内容を追加します

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

イラン戦争は2週目に、トランプ氏「無条件降伏」求め

ビジネス

アングル:欧州で若者向け住宅購入の新ビジネス、価格

ワールド

焦点:道半ばの中国「社会保険改革」、企業にも個人に

ワールド

昨年の関税合意実施を米と確認、日本が不利にならない
MAGAZINE
特集:トランプのイラン攻撃
特集:トランプのイラン攻撃
2026年3月10日号(3/ 3発売)

核開発の断念を迫るトランプ政権が攻撃を開始。イランとアメリカの本格戦争は始まるのか?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    中国はイランを見捨てた? イランの「同盟国」だったはずの中国が、不気味なまでに静かな理由
  • 2
    日本の保護者は自分と同じ「大卒」の教員に敬意を示さない
  • 3
    【長期戦はイラン有利】米側の体制転覆シナリオに暗雲...専門家「イランの反撃はこれから」「報道と実態にズレ」
  • 4
    中国、4隻目の空母は原子力艦か──世界3番目の原子力…
  • 5
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
  • 6
    10歳少女がライオンに激しく襲われる...中国の動物園…
  • 7
    「みんな一斉に手を挙げて...」中国の航空会社のフラ…
  • 8
    サファリ中の女性に悲劇...ライオンに「くわえ去られ…
  • 9
    【WBC】侍ジャパン、大谷翔平人気が引き起こした球場…
  • 10
    「巨大な水柱に飲み込まれる...」米海軍がインド洋で…
  • 1
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビザの壁、会社都合の解雇、帰国後も続く苦境
  • 2
    縫いぐるみが相棒、孤独なサル「パンチくん」がバズった理由
  • 3
    BTS復活...でも、韓国エンタメが「苦境」に陥っている
  • 4
    イラン猛反撃、同士討ちまで起きる防空戦はいつまで…
  • 5
    「毎日が人生最後の日」だと思って酒を飲む...84歳医…
  • 6
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 7
    サファリ中の女性に悲劇...ライオンに「くわえ去られ…
  • 8
    中国、4隻目の空母は原子力艦か──世界3番目の原子力…
  • 9
    少子化に悩む韓国で出生率回復...昨年過去最大の伸び…
  • 10
    「死体を運んでる...」Google Earthで表示される「不…
  • 1
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 2
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 3
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 4
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 5
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 6
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 7
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 8
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 9
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
  • 10
    「罠に嵌められた」と主張するが...欧州で次々と摘発…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中