ニュース速報

ビジネス

ルフトハンザ、欧州委の早期承認に期待 公的支援巡り=関係筋

2020年05月27日(水)01時40分

ドイツ航空大手ルフトハンザは同国政府と前日合意した90億ユーロ(98億ドル)規模の救済策を巡り、欧州委員会から「数日中」にも承認を獲得できる可能性があるとして迅速な承認に期待を寄せいている。ベルリン・シェーネフェルト空港で撮影(2020年 ロイター/FABRIZIO BENSCH)

[フランクフルト 26日 ロイター] - ドイツ航空大手ルフトハンザは同国政府と前日合意した90億ユーロ(98億ドル)規模の救済策を巡り、欧州委員会から「数日中」にも承認を獲得できる可能性があるとして迅速な承認に期待を寄せいている。関係筋が明らかにした。

独政府は前日、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)で打撃を受けたルフトハンザに対し、企業救済ファンド「経済安定化基金(WSF)」などを通じた公的支援を行うことで基本合意した。

関係筋によると、ルフトハンザの監査役会は27日に会合を開き、救済策を承認し、臨時株主総会を招集する見通し。

しかし、欧州委は救済に当たって、ルフトハンザに対し拠点のフランクフルトとミュンヘンの空港で発着枠を6枠削減するよう求めており、承認を巡る争点となりそうだ。

ルフトハンザが削減する発着枠は競争の維持に向け、競合他社に付与される可能性がある。

欧州委の報道官は、救済策の詳細にはコメントを控えたものの、「公的支援に関する規則は航空業界の支援を容認するが、競争や消費者を不利な状況に追い込まないことを確実にする」と述べた。

ルフトハンザ救済を巡り、競合他社からは非難の声も上がっている。欧州格安航空会社(LCC)最大手ライアンエアのオレアリー最高経営責任者(CEO)は声明で「ルフトハンザへの違法な政府支援について不服申し立てを行う。競争が大幅にゆがめられる」と批判した。

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

ドイツ首相、急激なドル安に懸念 「輸出に負担」

ワールド

原油価格、高止まりの可能性も=シティ

ビジネス

サムスン第4四半期、営業益3倍増で過去最高 旺盛な

ワールド

米政権、FRBの危機対応手段を武器化も=元IMFチ
MAGAZINE
特集:高市 vs 中国
特集:高市 vs 中国
2026年2月 3日号(1/27発売)

台湾発言に手を緩めない習近平と静観のトランプ。激動の東アジアを生き抜く日本の戦略とは

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界でも過去最大規模
  • 3
    町長を「バズーカで攻撃」フィリピンで暗殺未遂、大胆な犯行の一部始終を捉えた「衝撃映像」が話題に
  • 4
    スペースXの宇宙飛行士の帰還が健康問題で前倒しに..…
  • 5
    一人っ子政策後も止まらない人口減少...中国少子化は…
  • 6
    パキスタン戦闘機「JF17」に輸出交渉が相次ぐ? 200…
  • 7
    人民解放軍を弱体化させてでも...習近平が軍幹部を立…
  • 8
    秋田県は生徒の学力が全国トップクラスなのに、1キロ…
  • 9
    またTACOった...トランプのグリーンランド武力併合案…
  • 10
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」と「フリース」に移った日
  • 3
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡張に新たな対抗手段
  • 4
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 5
    データが示す、中国の「絶望的な」人口動態...現実味…
  • 6
    ラブロフ、グリーンランドは‌デンマーク​の「自然な…
  • 7
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
  • 8
    【銘柄】「古河機械金属」の株価が上昇中...中国のレ…
  • 9
    一人っ子政策後も止まらない人口減少...中国少子化は…
  • 10
    スペースXの宇宙飛行士の帰還が健康問題で前倒しに..…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した──台湾高官が分析
  • 3
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 4
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 5
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 6
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめ…
  • 7
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 8
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 9
    前進するロシア、忍び寄る限界...勝者に見えるプーチ…
  • 10
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中