ニュース速報

ビジネス

日経平均は小幅に5日ぶり反発、手控えムード 米経済指標や新型コロナ警戒

2020年04月03日(金)15時38分

 4月3日、東京株式市場で日経平均は小幅に5日ぶり反発した。東京証券取引所で2018年10月撮影(2020年 ロイター/Issei Kato)

[東京 3日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は小幅に5日ぶり反発した。前日の米国株高や原油価格上昇などを好感し、朝方は買いが優勢で始まった。一時200円を超える上昇となったが、その後は週末を前に見送りムードが台頭。新型コロナウイルスの感染拡大による非常事態宣言や都市封鎖リスクも警戒され、後場、マイナス転換した。大引けにかけては値を戻し、かろうじてプラス圏で取引を終えた。

朝方は買いが先行して一時1万8000円台を回復したが、その後、伸び悩んだ。今晩に米雇用統計や米ISM非製造業景気指数の発表を控え、上値追いに慎重な展開となった。

市場からは、3月の乱高下相場に比べるとだいぶ落ち着き始めてきたとの声も上がっている。ただ、日本に関しては目先、新型コロナの感染拡大が予想され、非常事態宣言や都市封鎖の可能性もある。「日本株は下方向のリスクをみておいた方がよい」(ファンドマネージャー)との指摘も出ていた。

TOPIXは5日続落。東証33業種では、空運、輸送用機器、鉄鋼、金属製品などが値下がり率上位にランクイン。半面、鉱業、保険、電気・ガス、石油・石炭は買われた。サウジアラビアとロシアが原油の大幅減産で合意するとの期待が高まり、原油価格が急騰したことが好感された。

個別では、デンカ<4061.T>がストップ高比例配分。新型コロナ感染症への治療効果を確認する臨床試験が始まったインフルエンザ治療薬「アビガン」に原料を供給することを決めたと2日に発表し、材料視された。傘下の富士フイルム和光純薬(大阪市)が新型コロナ検査キットを15日に発売すると発表した富士フイルムホールディングス<4901.T>も買われた。

一方、新型コロナの感染拡大防止のための外出自粛要請を受け、企業が店舗を臨時休業とする動きも広がってきた。鳥貴族<3193.T>と串カツ田中ホールディングス<3547.T>は直営店全店を4日から12日まで臨時休業にすることを決定。ラウンドワン<4680.T>も同様に全103店舗を4日から10日まで休業する。業績に与える影響が懸念され、外食やレジャー産業の株価は全般的に軟調に推移した。

東証1部の騰落数は、値上がり467銘柄に対し、値下がりが1653銘柄、変わらずが48銘柄だった。

日経平均<.N225>

終値      17820.19 +1.47

寄り付き    17951.44

安値/高値   17,646.50─18,059.15

TOPIX<.TOPX>

終値       1325.13 -4.74

寄り付き     1335.82

安値/高値    1,314.11─1,349.53

東証出来高(万株) 149911

東証売買代金(億円) 23669.82

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

独失業率、3月は6.3%で横ばい 失業者数も変わら

ワールド

中国人民銀、適度に緩和的な金融政策維持へ 外部ショ

ビジネス

ユーロ圏インフレ率、3月は2.5% 石油ショックで

ビジネス

ECB、期待インフレ率の新分析手法を開発 
MAGAZINE
特集:日本企業に迫る サステナビリティ新基準
特集:日本企業に迫る サステナビリティ新基準
2026年4月 7日号(3/31発売)

国際基準の情報開示や多様な認証制度──本当の「持続可能性」が問われる時代へ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「根底にあるのは怒り」...日本の「3Dプリンター住宅」企業が救う、ウクライナの未来
  • 2
    攻撃開始日も知っていた?──イラン戦争を巡る巨額取引、インサイダー疑惑が市場に波紋
  • 3
    「水に流す」日本と「記憶する」韓国...気候と地理が育んだ「国民意識の違い」とは?
  • 4
    なぜイスラエルは対イラン戦争を支持するのか...「イ…
  • 5
    アリサ・リュウの自由、アイリーン・グーの重圧
  • 6
    ロシア経済を支える重要な港、ウクライナのものと思…
  • 7
    初の女性カンタベリー大主教が就任...ウィリアム皇太…
  • 8
    記憶を定着させるのに年齢は関係ない...記憶の定着度…
  • 9
    ヘンリー・メーガン夫妻の豪州訪問に3万6000人超の反…
  • 10
    ビートルズ解散後の波乱...「70年代のポール・マッカ…
  • 1
    「根底にあるのは怒り」...日本の「3Dプリンター住宅」企業が救う、ウクライナの未来
  • 2
    ヘンリー・メーガン夫妻の豪州訪問に3万6000人超の反対署名...「歓迎してない」の声広がる
  • 3
    「水に流す」日本と「記憶する」韓国...気候と地理が育んだ「国民意識の違い」とは?
  • 4
    三笠宮彬子さまも出席...「銀河の夢か、現実逃避か」…
  • 5
    記憶を定着させるのに年齢は関係ない...記憶の定着度…
  • 6
    中国の公衆衛生レベルはアメリカ並み...「ほぼ国民皆…
  • 7
    中国最大の海運会社COSCOがペルシャ湾輸送を再開──緊…
  • 8
    ロシア経済を支える重要な港、ウクライナのものと思…
  • 9
    映画『8番出口』はアメリカでどう受け止められた?..…
  • 10
    作者が「投げ出した」? 『チェンソーマン』の最終…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 3
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 4
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 5
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 6
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 7
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 8
    「根底にあるのは怒り」...日本の「3Dプリンター住宅…
  • 9
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
  • 10
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中