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新型ウイルス、世界のサプライチェーンに影響も=独ボッシュ

2020年01月29日(水)18時50分

ドイツの自動車部品大手ロバート・ボッシュのフォルクマル・デナー最高経営責任者(CEO)は、新型コロナウイルスの感染拡大で世界のサプライチェーンに影響が出る可能性があると指摘した。写真は2017年6月、ドイツのロイトリンゲンで撮影(2020年 ロイター/Michaela Rehle)

[シュツットガルト(ドイツ) 29日 ロイター] - ドイツの自動車部品大手ロバート・ボッシュ[ROBG.UL]のフォルクマル・デナー最高経営責任者(CEO)は、新型コロナウイルスの感染拡大で世界のサプライチェーンに影響が出る可能性があると指摘した。

同社のサプライチェーンは中国に大きく依存している。

同CEOは28日にドイツのシュツットガルトで行った記者団との会合で「当然、懸念しているが、現時点の事実としては、当社の事業やサプライチェーンに混乱はみられない」と発言。

「状況を見守る必要がある。この状況が続けば、サプライチェーンに混乱が生じる。感染のピークが2月か3月まで続くという予想がある」と述べた。

ボッシュは、電気自動車用のパワーエレクトロニクス製品、電動モーター、変速機を中国で製造し、輸出している。

湖北省の武漢では、2つの工場でステアリング・システムやサーモテクノロジー製品を製造。従業員は約800人という。

同社の中国工場は現在、春節休暇で操業を停止している。春節休暇が2月3日まで延長されたが、同社の国際ビジネスが混乱することはないという。

ロイター
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