ニュース速報

ビジネス

米鉱工業生産、12月は製造業が予想外に上昇

2020年01月18日(土)01時37分

[ワシントン 17日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)が17日発表した2019年12月の鉱工業生産指数は製造業部門が0.2%上昇し、市場予想の0.2%低下に反して伸びた。自動車・同部品の生産が落ち込む一方、ほかの耐久財や食品・飲料・その他のモノが増えた。

11月の数字は1.0%上昇へ下方改定された。

12月の全体の鉱工業生産指数は0.3%低下。市場予想は0.2%低下だった。11月は0.8%上昇へ下方改定された。

鉱工業生産指数は製造業と鉱業、公益部門から構成される。12月は公益部門の指数が5.6%低下し、全体水準を押し下げた。12月が暖かかったことから暖房の需要が減った。

自動車・同部品を除く鉱工業生産指数は前月から横ばい、製造業の指数は0.5%上昇だった。

製造業部門は前年同月比1.3%低下した。

12月は自動車・同部品が4.6%低下した。一方、食品と飲料、タバコ製品は1.3%上昇した。非金属鉱物製品は2.3%上昇。一次金属は1.3%上昇。コンピューター・電子製品は1.4%上昇した。

米経済の約11%を占める製造業は18カ月間続いている米中貿易摩擦が重しとなっている。米中は15日、貿易を巡る「第1段階」の合意文書に署名した。

鉱工業生産が減る中、企業がどれだけ十分に設備を稼動しているかを示す設備稼働率は前月比0.4%低下の77.0%となった。公益部門の生産指数が低下したことが影響した。製造業部門の設備稼働率は75.2%と、前月の75.1%からやや上昇した。

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

中国、「ベネズエラへの一方的圧力に反対」 外相が電

ワールド

中国、海南島で自由貿易実験開始 中堅国並み1130

ワールド

米主要産油3州、第4四半期の石油・ガス生産量は横ば

ビジネス

今回会合での日銀利上げの可能性、高いと考えている=
MAGAZINE
特集:教養としてのBL入門
特集:教養としてのBL入門
2025年12月23日号(12/16発売)

実写ドラマのヒットで高まるBL(ボーイズラブ)人気。長きにわたるその歴史と深い背景をひもとく

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切り札として「あるもの」に課税
  • 3
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入ともに拡大する「持続可能な」貿易促進へ
  • 4
    空中でバラバラに...ロシア軍の大型輸送機「An-22」…
  • 5
    【実話】学校の管理教育を批判し、生徒のため校則を…
  • 6
    「最低だ」「ひど過ぎる」...マクドナルドが公開した…
  • 7
    自国で好き勝手していた「元独裁者」の哀れすぎる末…
  • 8
    身に覚えのない妊娠? 10代の少女、みるみる膨らむお…
  • 9
    ミトコンドリア刷新で細胞が若返る可能性...老化関連…
  • 10
    【銘柄】「日の丸造船」復権へ...国策で関連銘柄が軒…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切り札として「あるもの」に課税
  • 3
    【衛星画像】南西諸島の日米新軍事拠点 中国の進出を睨み建設急ピッチ
  • 4
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入と…
  • 5
    デンマーク国防情報局、初めて米国を「安全保障上の…
  • 6
    【実話】学校の管理教育を批判し、生徒のため校則を…
  • 7
    ミトコンドリア刷新で細胞が若返る可能性...老化関連…
  • 8
    【銘柄】資生堂が巨額赤字に転落...その要因と今後の…
  • 9
    【クイズ】「100名の最も偉大な英国人」に唯一選ばれ…
  • 10
    香港大火災の本当の原因と、世界が目撃した「アジア…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切り札として「あるもの」に課税
  • 3
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸送機「C-130」謎の墜落を捉えた「衝撃映像」が拡散
  • 4
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした…
  • 5
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 6
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 7
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 8
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だ…
  • 9
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 10
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中