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日経平均は反落、年末年始休みを控え様子見ムード
12月27日、東京株式市場で日経平均は反落した。2018年10月11日、東京で撮影(2019年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)
[東京 27日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は反落した。米国株高を好感し続伸スタートしたものの、その後はマイナス圏に沈み一進一退。後場に下げ幅を拡大した。商いは連日の2兆円割れだった。
26日の米国株式市場は、米中の通商関係を巡る楽観的な見方が支援材料となり、主要3指数は最高値を更新。ナスダックは初めて9000台に乗せた。
日経平均は米国株高を好感し続伸スタートしたものの、年末年始の休暇を控えていることもあり、手掛かり材料に乏しく模様眺めとなる中、マイナス圏で一進一退。後場にはプラス圏に浮上する場面もみられたが、再びマイナス圏に沈み下げ幅を拡大した。きょうは配当権利落ち日であるため、配当落ち分が約40円あると市場で推定されるほか、指数寄与度の大きいファーストリテイリング<9983.T>が売られたことが日経平均を押し下げた。
TOPIXは続伸。東証33業種では、ゴム製品、鉱業、食料品などの9業種が値下がり、海運業、銀行業、電気・ガス業などの24業種が値上がりした。
市場からは「きょうはIPOや小型株の物色が中心。閑散とした商いだが、年末であり仕方がない。為替も動きに乏しく、年明けにかけての外部環境の変化待ち」(国内証券)との声が出ていた。
個別ではパルコ<8251.T>がストップ高比例配分。J.フロント リテイリング<3086.T>が同社に対し、株式公開買い付け(TOB)を実施すると26日に発表し、TOB価格を意識した動きとなっている。J.フロントは5.22%高だった。
そのほか、ファーストリテイリング<9983.T>は2.01%安。日経平均を48円ほど押し下げる要因となった。市場からは「来月9日に決算発表を控えているため、きょうのような割安株が物色される相場では警戒感が出やすい」(東海東京調査センター・シニアエクイティマーケットアナリスト、仙石誠氏)との声が出ていた。
東証1部の騰落数は、値上がり1479銘柄に対し、値下がりが601銘柄、変わらずが72銘柄 だった。
日経平均<.N225>
終値 23837.72 -87.20
寄り付き 23953.75
安値/高値 23,837.72─23,967.18
TOPIX<.TOPX>
終値 1733.18 +1.98
寄り付き 1735.40
安値/高値 1,731.97─1,738.18
東証出来高(万株) 82578
東証売買代金(億円) 14332.8