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サウジ非石油民間部門PMI、11月は4年ぶり高水準 雇用は低調
2019年12月03日(火)18時15分
[ドバイ 3日 ロイター] - IHSマークイットが発表した11月のサウジアラビア非石油民間部門の購買担当者景気指数(PMI、季節調整済み)は58.3と、10月の57.8から上昇し4年余りぶりの高水準となった。新規受注が増えたものの、雇用創出は低調だった。
受注については、調査した企業の約45%が増加したと回答。しかし生産の伸びは鈍化し4カ月ぶりの低水準となった。
IHSマークイットのエコノミスト、アムリットパル・バーディー氏は、11月のPMIは第4・四半期の非石油部門国内総生産(GDP)の伸び加速を示唆すると指摘。
「需要拡大が雇用創出の弱さや生産の伸び鈍化の影響を打ち消した」と述べた。
石油以外の民間部門の成長は、ムハンマド皇太子が目指す経済の多様化と雇用創出にとって不可欠だ。
原油価格下落や原油減産が響き、サウジアラビアの財政収支は、今年が約350億ドルの赤字、来年は500億ドルの赤字と見込まれている。
サウジ政府は今年の成長率を0.9%、来年は2.3%と予想。政府は、観光や物流、金融サービスといった非石油部門の振興に取り組む方針だ。
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