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英ロイズ銀、第3四半期は予想下回る利益 不良債権や引当金響く

2019年10月31日(木)20時10分

 10月31日、英金融大手ロイズ・バンキング・グループが発表した第3・四半期決算は、税引き前利益が5000万ポンドと、市場予想の1億6300万ポンドを下回った。写真はロンドンで、2017年2月撮影(2019年 ロイター/Toby Melville)

[ロンドン 31日 ロイター] - 英金融大手ロイズ・バンキング・グループが発表した第3・四半期決算は、税引き前利益が5000万ポンドと、市場予想の1億6300万ポンドを下回った。

不良債権が15%増の3億7100万ポンドとなったことや、支払保障保険(PPI)の不正販売問題に関連して18億ポンド(23億ドル)の引当金を積み増したことが響いた。

実質ベースの利益は18億2000万ポンド。一部の企業倒産が響いたほか、中古車価格の下落で自動車金融部門が打撃を受けた。

ただウィリアム・シャルマース最高財務責任者(CFO)は、信用状況は引き続き良好で、特に大きな問題はないと指摘。投資活動は通常の水準を下回っているという。

同CFOは、12月の総選挙で欧州連合(EU)離脱を巡る不透明感が解消され、消費者心理や企業マインドの改善に寄与することを期待するとも述べた。

同行は経営陣の変更も発表。ノーマン・ブラックウェル会長が2021年の株主総会前もしくは同総会開催時に引退するほか、ジュアン・コロンバス最高執行責任者(COO)も7月に退任する。

ロイター
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