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ドル/円上昇、米中摩擦巡る懸念後退 リスク選好高まる=NY市場

2018年04月11日(水)07時23分

 4月10日、ニューヨーク外為市場ではドルが対円で上昇し、4営業日ぶり高値を更新。2月撮影(2018年 ロイター/Jose Luis Gonzalez)

[ニューヨーク 10日 ロイター] - ニューヨーク外為市場ではドルが対円で上昇し、4営業日ぶり高値を更新。中国の習近平国家主席が年内に一部製品の輸入関税を引き下げる方針を表明したことを受け、米中貿易摩擦を巡る懸念が後退し、安全資産とされる円の投資妙味が薄まった。

習主席はボアオ・アジアフォーラムで演説し、自動車を含む一部製品の輸入関税を年内に引き下げる方針を示したほか、中国経済の開放をさらに進めると表明した。

コモンウエルス・フォーリン・エクスチェンジの首席市場ストラテジスト、オマー・エシナー氏は「習首席の演説は差し迫っていた貿易戦争を巡る懸念緩和に寄与し、この日の動きを主導した」と語った。

終盤の取引で、ドル/円は0.38%高の107.16円。

一方、リスク選好度の高まりを背景に、高利回り通貨とされる豪ドル、ニュージーランドドル、カナダドルは対ドルで上昇した。

主要6通貨に対するドル指数<.DXY>は0.23%低下の89.634で、2週間ぶり低水準近辺にとどまった。

朝方発表された3月の卸売物価指数(PPI、最終需要向け財・サービス)は前月比0.3%上昇と、市場予想の0.1%上昇を上回り、インフレ圧力が高まっている兆候と受け取られたものの、ドル押し上げにはつながらなかった。

市場の注目は11日に発表される3月の米消費者物価指数(CPI)統計にシフトしている。

ユーロ/ドルは0.28%上昇。欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのノボトニー・オーストリア中銀総裁がロイターのインタビューに対し、債券買い入れ策は年内に終了し、主要政策金利のリファイナンス金利は2回目の金利変更時に引き上げられる可能性があるとの見方を示したことが材料視された。

ただ、ECB報道官がその後、ノボトニー氏が示した金利の道筋はECB理事会の見解を反映するものではないとのコメントを出したことを受け、ユーロは上げ幅を縮小した。

米国による対ロシア制裁措置が引き続き材料視され、ルーブルは続落。ドルはロシアルーブルに対し3.56%上昇し、2016年12月以来の高値をつけた。

ポンドは対ドルで2週間ぶり高値を更新。イングランド銀行(英中銀)のマカファーティー金融政策委員が、追加利上げを遅らせるべきではないとの見解を示したことを受け、ドル売りポンド買いが強まった。

ドル/円 NY終値 107.19/107.22

始値 107.04

高値 107.39

安値 106.94

ユーロ/ドル NY終値 1.2354/1.2358

始値 1.2324

高値 1.2377

安値 1.2322

(表はロイターデータに基づいています)

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