ニュース速報

ビジネス

PIMCOのクラリダ氏、FRB副議長の最有力候補に=関係筋

2018年03月02日(金)09時32分

[ニューヨーク 1日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)副議長の最有力候補に、米債券運用大手パシフィック・インベストメント・マネジメント・カンパニー(PIMCO)のマネジング・ディレクター、リチャード・クラリダ氏(60)が浮上していると、関係筋2人が明らかにした。

ホワイトハウスはここ数カ月の間に、クラリダ氏と他に少なくとも3人の候補者と面談を済ませており、関係筋の1人はクラリダ氏が「最有力候補」と言明した。

クラリダ氏はPIMCOに勤務する傍ら、米コロンビア大学経済学部でも教鞭をとっている。また、ブッシュ(ジョージ・W)政権時代に財務次官補を務めた経歴を持つ。共和党メンバーからの信頼も厚いとされる。

FRB副議長のポストは昨年10月にフィッシャー副議長が辞任して以来、空席となっている。

ニューヨーク(NY)連銀のダドリー総裁は今年半ばの退任を表明しており、こちらの後任選びも始まっている。NY連銀総裁は、FRB議長とFRB副議長に並ぶ重要ポスト。

2月に就任したパウエルFRB議長は、緩やかな利上げを継続すると表明しているが、新たに就任する副議長やNY連銀総裁の見解次第ではこの方針が変更される可能性もある。

クラリダ氏は、昨年のトランプ大統領によるパウエル氏のFRB議長指名を支持し、パウエル氏は前任のイエレン氏が進めた金融政策の段階的な正常化を引き継ぐ可能性が高いと指摘していた。

全米経済研究所でクラリダ氏とともに勤務したハーバード・ケネディスクールのジェフリー・フランケル教授は、クラリダ氏について「FRBの政策を大きく転換させるような見解は持っていない」と語った。

ホワイトハウスがFRB副議長候補として面談したのはクラリダ氏のほかに、クリーブランド地区連銀のメスター総裁、サンフランシスコ地区連銀のウィリアムズ総裁、独アリアンツの首席経済アドバイザー、モハメド・エラリアン氏。

ホワイトハウスはクラリダ氏に関するコメントを控えた。同氏を含む候補者4人の所属先もコメントを控えている。

*内容を追加しました

ロイター
Copyright (C) 2018 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

米下院、カナダ関税撤廃決議案を可決 トランプ氏への

ビジネス

FRBが銀行検査で「監督上の注意事項」運用見直しへ

ワールド

米議員ら、エプスタイン文書の黒塗り追及 司法長官と

ビジネス

物言う投資家アンコラ、ネトフリのWBD買収に反対へ
MAGAZINE
特集:習近平独裁の未来
特集:習近平独裁の未来
2026年2月17日号(2/10発売)

軍ナンバー2の粛清は強権体制の揺らぎか、「スマート独裁」の強化の始まりか

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 2
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トランプには追い風
  • 3
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 4
    がんは何を食べて生き延びるのか?...「ブドウ糖」の…
  • 5
    一体なぜ? 中国でハリー・ポッターの「あの悪役」が…
  • 6
    【銘柄】「ソニーグループ」の株価が上がらない...業…
  • 7
    【独自取材】「氷上のシルクロード」を目指す中国、…
  • 8
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 9
    あなたの隣に「軍事用ヒト型ロボット」が来る日
  • 10
    まさに「灯台下暗し」...九州大学の研究チームが「大…
  • 1
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた実験室」に...抗生物質の「不都合」な真実とは
  • 2
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 3
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 4
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 5
    がんの約4割は、日々の取り組みで「予防可能」...予…
  • 6
    ビジネスクラスの乗客が「あり得ないマナー違反」...…
  • 7
    米戦闘機、空母エイブラハム・リンカーンに接近した…
  • 8
    グラフが示す「米国人のトランプ離れ」の実態...最新…
  • 9
    台湾発言、総選挙...高市首相は「イキリ」の連続で日…
  • 10
    【銘柄】「ソニーグループ」の株価が上がらない...業…
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 3
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」と「フリース」に移った日
  • 4
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 5
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を…
  • 6
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 7
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 8
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 9
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
  • 10
    【クイズ】韓国を抜いて1位に...世界で最も「出生率…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中