ニュース速報

ビジネス

日経平均は小幅続伸、高値引け 米つなぎ予算にらみで見送りムード

2018年01月22日(月)15時40分

 1月22日、東京株式市場で日経平均は小幅続伸。高値引けとなった。1ドル110円台後半と円高基調を維持する為替が重しとなったほか、米国のつなぎ予算案の採決を巡る動向を見極めたいとの姿勢も強まり、終日方向感の乏しい展開だった。写真は都内で2016年1月撮影(2018年 ロイター/Yuya Shino)

[東京 22日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は小幅続伸。高値引けとなった。1ドル110円台後半と円高基調を維持する為替が重しとなったほか、米国のつなぎ予算案の採決を巡る動向を見極めたいとの姿勢も強まり、終日方向感の乏しい展開だった。日経平均の下げ幅は一時100円を超えたが、売り込む動きは限定的。2万3700円台でもみあいを続けた後、大引け直前に持ち直した。

TOPIXも小幅続伸しこの日の高値で取引を終えた。東証33業種中、値上がり率トップはゴム製品で、その他金融、証券がこれに続いた。下落率トップは海運だった。

米長期金利の上昇を手掛かりにメガバンクの一角が上昇スタートとなったが、利益確定売りに押され軟化した。東証1部売買代金は前営業日比11%減の2兆3823億円と、今年最低となった。

米上院はつなぎ予算案の採決に必要な動議について、日本時間23日午前2時に採決を延期した。国内では23日までの日程で日銀が金融政策決定会合を開いている。見送りムードが優勢となる中、後場後半以降に散発的な先物買いが入り現物指数は切り返した。

水戸証券投資顧問部チーフファンドマネージャーの酒井一氏は「日経平均が2万4000円を付けた18日は東証1部の出来高も年初から最大となったが、この時に達成感が出てしまった」と指摘。「押し目を待っている投資家も結構多いが、足元では手詰まり感が意識されている」と話す。

個別銘柄では日本ペイントホールディングス<4612.T>が大幅続伸。筆頭株主であるシンガポール塗料大手ウットラムグループが推薦する6人を日本ペイントHDの取締役候補とする株主提案を出したことが明らかになった。同社は22日に、株主提案書を受領したと発表。企業価値の向上につながるとの期待をもとに株式市場はポジティブに反応した。

半面、アジュバンコスメジャパン<4929.T>が急落。同社が19日発表した2017年3─12月期の連結業績は、営業利益が前年比10.1%減の5億6100万円だった。人件費の増加や物流費の値上げなどが響く格好となり、減益決算を嫌気した売りが出た。

東証1部の騰落数は、値上がり1128銘柄に対し、値下がりが842銘柄、変わらずが94銘柄だった。

日経平均<.N225>

終値      23816.33 +8.27

寄り付き    23797.84

安値/高値   23697.81─23816.33

TOPIX<.TOPX>

終値       1891.92 +2.18

寄り付き     1890.78

安値/高値    1884.63─1891.92

東証出来高(万株) 134298

東証売買代金(億円) 23823.62

ロイター
Copyright (C) 2018 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

トランプ米大統領、代替関税率を10%から15%に引

ビジネス

エヌビディアやソフト大手の決算、AI相場の次の試金

ワールド

焦点:「氷雪経済」の成功例追え、中国がサービス投資

ワールド

焦点:米中間選挙へ、民主党がキリスト教保守層にもア
MAGAZINE
特集:ウクライナ戦争4年 苦境のロシア
特集:ウクライナ戦争4年 苦境のロシア
2026年2月24日号(2/17発売)

帰還兵の暴力、ドローンの攻撃、止まらないインフレ。国民は疲弊しプーチンの足元も揺らぐ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く高齢期の「4つの覚悟」
  • 2
    「#ジェームズ・ボンドを忘れろ」――MI6初の女性長官が掲げる「新しいスパイの戦い方」
  • 3
    「水道水」が筋トレの成果を左右する...私たちの体には濾過・吸収する力が備わっている
  • 4
    カビが植物に感染するメカニズムに新発見、硬い表面…
  • 5
    少女買春に加え、国家機密の横流しまで...アンドルー…
  • 6
    100万人が死傷、街には戦場帰りの元囚人兵...出口な…
  • 7
    ロシアに蔓延する「戦争疲れ」がプーチンの立場を揺…
  • 8
    「窓の外を見てください」パイロットも思わず呼びか…
  • 9
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 10
    揺れるシベリア...戦費の穴埋めは国民に? ロシア中…
  • 1
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より日本の「100%就職率」を選ぶ若者たち
  • 2
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く高齢期の「4つの覚悟」
  • 3
    なぜ「あと1レップ」が筋肉を壊すのか...「高速パワートレーニング」が失速する理由
  • 4
    【銘柄】マイクロソフトの株価が暴落...「AI懸念」で…
  • 5
    「ヒンメルならそうした」...コスプレイヤーが消火活…
  • 6
    「#ジェームズ・ボンドを忘れろ」――MI6初の女性長官…
  • 7
    「水道水」が筋トレの成果を左右する...私たちの体に…
  • 8
    海外(特に日本)移住したい中国人が増えている理由.…
  • 9
    「目のやり場に困る...」アカデミー会場を席巻したス…
  • 10
    オートミール中心の食事がメタボ解消の特効薬に
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 3
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 4
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 5
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 6
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 7
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 8
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 9
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 10
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中