ニュース速報

ビジネス

ドル112円半ば、調整売りで1ヵ月ぶり安値

2017年11月17日(金)15時57分

 11月17日、午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の午後5時時点からドル安/円高の112円半ば。海外勢の持ち高調整とみられる売りにドルは広範に下落した。写真は6月撮影(2017年 ロイター/Thomas White)

[東京 17日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の午後5時時点からドル安/円高の112円半ば。海外勢の持ち高調整とみられる売りにドルは広範に下落した。

ドル安が始まったのは午前9時過ぎ。じりじりと売りが強まり、午前10時過ぎに海外市場の安値を割り込むと売りが加速した。一時112.39円まで売られ、10月19日以来1カ月ぶり安値をつけた。

きっかけとなったのは、米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)の報道。ロシアの米大統領選挙への干渉疑惑を捜査しているモラー特別検察官が、トランプ氏の陣営に対し、文書の提出を求める召喚状を出した。トランプ大統領の政権運営が一段と不安定化する懸念が生じた形だ。

ドルは対円以外でも幅広く下落。ユーロは1.18ドル前半へ、英ポンドも1.32ドル半ばへ、ともに朝方の安値から50ポイント強上昇した。

対円では円高圧力が強まった側面を指摘する声もあった。北朝鮮が弾道ミサイル搭載可能な新型潜水艦を「強引なスケジュール」で建造していることが判明し、市場でリスク回避の動きを招いたという。米ジョンズ・ホプキンズ大の北朝鮮分析サイト「38ノース」が5日に衛星写真で捉えた。

ただ市場では、こうした手掛かりはきっかけに過ぎず、きょうのドル安は今月末が決算となるファンド勢や、米感謝祭を控えた参加者のポジション調整が主体との見方が大勢。「ここ数日は特に、特段の手掛かりがない中で、突然発生した売買が値動きを主導することが様々な通貨ペアでみられる」(都銀)という。

<GSの来年のトップトレード、通貨筆頭はユーロ/円の買い>

ゴールドマン・サックスは16日付の顧客向けリポートで、来年のトップトレードを公表した。7つの取引アイデアのうち、通貨では筆頭にユーロ買い/円売りを挙げた。目標は140円。ストップは130円。

リポートでは、欧州中央銀行(ECB)が金融政策の正常化を目指して資産購入の段階的縮小を開始する一方、日本は先の総選挙で自民党が勝利したことで「しばらくの間は長短金利操作(イールドカーブ・コントロール、YCC)政策が続くだろう」などと分析している。

ドル/円  ユーロ/ドル  ユーロ/円

午後3時現在 112.58/60 1.1801/05 132.88/92

午前9時現在 113.03/05 1.1776/80 133.13/17

NY午後5時 113.05/08 1.1769/71 133.04/08 

(為替マーケットチーム)

ロイター
Copyright (C) 2017 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

中国、米国産大豆追加購入の可能性低下も 関税違憲判

ビジネス

トランプ関税違憲判決、米エネ企業のコスト軽減 取引

ワールド

米USTR、新たな301条調査開始へ 主要国の大半

ワールド

トランプ氏、10%の代替関税に署名 最高裁の違憲判
MAGAZINE
特集:ウクライナ戦争4年 苦境のロシア
特集:ウクライナ戦争4年 苦境のロシア
2026年2月24日号(2/17発売)

帰還兵の暴力、ドローンの攻撃、止まらないインフレ。国民は疲弊しプーチンの足元も揺らぐ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く高齢期の「4つの覚悟」
  • 2
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より日本の「100%就職率」を選ぶ若者たち
  • 3
    海外(特に日本)移住したい中国人が増えている理由...「落葉帰根」派も「落地生根」派も
  • 4
    100万人が死傷、街には戦場帰りの元囚人兵...出口な…
  • 5
    「#ジェームズ・ボンドを忘れろ」――MI6初の女性長官…
  • 6
    ロシアに蔓延する「戦争疲れ」がプーチンの立場を揺…
  • 7
    少女買春に加え、国家機密の横流しまで...アンドルー…
  • 8
    「窓の外を見てください」パイロットも思わず呼びか…
  • 9
    中国政府に転んだ「反逆のアーティスト」艾未未の正体
  • 10
    ディープフェイクを超えた「AI汚染」の脅威──中国発…
  • 1
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より日本の「100%就職率」を選ぶ若者たち
  • 2
    「罠に嵌められた」と主張するが...欧州で次々と摘発される中国のスパイ、今度はギリシャで御用
  • 3
    【銘柄】マイクロソフトの株価が暴落...「AI懸念」でソフトウェア株総崩れの中、投資マネーの新潮流は?
  • 4
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
  • 5
    「ヒンメルならそうした」...コスプレイヤーが消火活…
  • 6
    なぜ「あと1レップ」が筋肉を壊すのか...「高速パワ…
  • 7
    海外(特に日本)移住したい中国人が増えている理由.…
  • 8
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 9
    「目のやり場に困る...」アカデミー会場を席巻したス…
  • 10
    オートミール中心の食事がメタボ解消の特効薬に
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 3
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 4
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 5
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 6
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 7
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 8
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 9
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 10
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中