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英中銀、利下げより利上げ確率高い=ウィール委員

2016年03月09日(水)07時15分

 3月8日、英中銀のウィール金融政策委員は今後2年に利上げする確率は依然利下げする確率より高いとの見方を示した。写真はロンドンの英中銀建物、昨年12月撮影。(2016年 ロイター/Luke MacGregor)

[ノッティンガム(英国) 8日 ロイター] - イングランド銀行(英中銀)金融政策委員会(MPC)のウィール委員は8日、英中銀が向こう2年間に利上げする確率は依然として利下げする確率より高いとの見方を示すとともに、必要に応じて景気刺激策を導入する余地は大幅に残されていると述べた。

同委員はノッティンガム大学で行った講演で、英中銀は必要なら政策金利を0.5%を下回る水準まで引き下げられると指摘。

さらに、自身の調査に基づくと2009─12年に実施された3750億ポンド(5300億ドル)の量的緩和策(QE)に続き新たな量的緩和策を実施してもなお効果を発揮する公算が大きいとし、買い入れの対象を国債に加え、長期保有型の民間部門資産に拡大することもできるとの見方を示した。

そのうえで、他の金融政策委員と同様、英中銀の次の動きは利下げではなく利上げになるとの見通しを表明。中銀が必要に応じて一段の刺激策を導入できる能力を有していることで、利上げ開始に伴う危険性は低下していると述べた。ただ利上げの具体的な時期などについては言及しなかった。

ウィール委員は講演後、最近の原油や商品価格の回復により、今年初めの金融市場の急落は投機が要因とする自身の見方が確認されたと語った。一部の投資家はこの急落を世界経済への警報とみていた。

委員は、英国の賃金の伸びは依然弱いものの、今年の伸びは昨年を上回る可能性が高い、と指摘。

また、購買担当者景気指数(PMI)の低水準が続いていることは生産の低迷にはつながらない可能性がある、と述べた。

*内容を追加して再送します。

ロイター
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