ニュース速報

EU、米が欧州車に関税導入なら350億ユーロの報復=欧州委員

2019年07月24日(水)02時19分

[ブリュッセル 23日 ロイター] - 欧州委員会のマルムストローム委員(通商担当)は23日、トランプ米政権が欧州の自動車に対する関税措置を導入した場合、EUは報復として総額350億ユーロ(391億ドル)の米製品に追加関税を課すと明らかにした。

マルムストローム氏は欧州議会委員会で「EUは管理された貿易も、割当制も、自主的な輸出制限も受け入れない。(米国が)関税措置を導入すれば、EUは報復する」とし、すでに350億ユーロの対抗措置を準備したと表明。「これを使わずに済むことを望んでいる」と述べた。

トランプ米大統領は5月、輸入自動車や部品に対する関税の判断を最大6カ月間、11月半ばまで延期すると発表。交渉相手の日本や欧州連合(EU)に猶予を与えた。

マルムストローム氏はトランプ氏の判断を歓迎するとしながらも「欧州の自動車が安全保障上の脅威になるとの考えはおかしい」と指摘。「われわれはまだ交渉を始めていない。米国は農業分野が議題に含まれない限り交渉はしないと言っているし、われわれにとってそれは越えられない一線だ」と述べ、双方の隔たりが依然大きいことを示した。

*内容を追加しました。

ロイター
Copyright (C) 2019 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

NY外為市場=ドル上昇、次期FRB議長指名のウォー

ワールド

ゼレンスキー氏「ロがエネ施設攻撃停止」、物流標的の

ビジネス

米国株式市場=下落、ダウ179ドル安 次期FRB議

ワールド

メキシコ大統領、キューバ支援に向け解決策模索 米の
MAGAZINE
特集:高市 vs 中国
特集:高市 vs 中国
2026年2月 3日号(1/27発売)

台湾発言に手を緩めない習近平と静観のトランプ。激動の東アジアを生き抜く日本の戦略とは

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    ロシア軍の前線で「弾よけ」にされるアフリカ人...兵士供給に悩むロシアが行う「外道行為」の実態
  • 2
    180万トンの「リチウムごみ」を資源に...EV電池の「副産物」で建設業界のあの問題を解決
  • 3
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界でも過去最大規模
  • 4
    日本はすでに世界第4位の移民受け入れ国...実は開放…
  • 5
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパ…
  • 6
    麻薬中毒が「アメリカ文化」...グリーンランド人が投…
  • 7
    日本経済を中国市場から切り離すべきなのか
  • 8
    秋田県は生徒の学力が全国トップクラスなのに、1キロ…
  • 9
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 10
    「外国人価格」で日本社会が失うもの──インバウンド…
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」と「フリース」に移った日
  • 3
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界でも過去最大規模
  • 4
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 5
    180万トンの「リチウムごみ」を資源に...EV電池の「…
  • 6
    一人っ子政策後も止まらない人口減少...中国少子化は…
  • 7
    スペースXの宇宙飛行士の帰還が健康問題で前倒しに..…
  • 8
    町長を「バズーカで攻撃」フィリピンで暗殺未遂、大…
  • 9
    ロシア軍の前線で「弾よけ」にされるアフリカ人...兵…
  • 10
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 3
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した──台湾高官が分析
  • 4
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 5
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 6
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 7
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 8
    前進するロシア、忍び寄る限界...勝者に見えるプーチ…
  • 9
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 10
    【クイズ】韓国を抜いて1位に...世界で最も「出生率…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中