ニュース速報

日経平均は3日続伸、2万2000円回復 終値は連日の年初来高値

2019年04月15日(月)15時37分

[東京 15日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は大幅に3日続伸した。約4カ月ぶりに2万2000円を回復し、終値ベースでの年初来高値も2営業日連続で更新した。欧米市場で広がったリスク選好の流れが日本株にも波及。為替が円安基調を維持したことも支えになった。中国景気の底入れ期待の高まりを受け、機械、電機セクターの銘柄を買う動きも目立った。

日経平均は一時2万2211円03円まで上昇し、取引時間中として昨年12月4日以来の高値をつけた。抵抗線とみられた200日移動平均線を上抜けたことでショートカバーが加速。「4月は海外勢が買い越す特異月でもあり、需給面での懸念も乏しい」(アイザワ証券日本株ストラテジストの清水三津雄氏)との見方が広がった。

午後にかけて、為替が1ドル111円後半で落ち着いた動きとなったことや、中国株が堅調に推移したことも安心材料となった。市場からは「先日IMF(国際通貨基金)が世界経済見通しを下方修正したが、中国は今年の見通しを上方修正していた。昨年秋以降、政府が打ち出してきた経済対策の効果がじわりと出始めている」(三菱UFJモルガン・スタンレー証券のシニア投資ストラテジスト、荒井誠治氏)との声があった。

TOPIXも大幅反発。ザラ場ベース、終値ベースともに年初来高値をつけた。東証33業種全てが値上がりする全面高商状。鉱業、倉庫・運輸関連、保険、機械、非鉄金属などが値上がり率上位に入った。安川電機<6506.T>、SMC<6273.T>、不二越<6474.T>などの中国関連株も上昇した。

日米の新たな貿易協定交渉については「決着するには時間がかかる話で、企業のファンダメンタルズには必ずしも一致しない。先行きを見極める上では、中国の景気や企業収益が最も重要だ」(UBSウェルス・マネジメント、ジャパン・エクイティ・リサーチ・ヘッドの居林通氏)との指摘があった。

そのほか個別銘柄では、スズキ<7269.T>が大幅続落し、一時約2年ぶりの安値をつけた。12日に2019年3月期に約800億円の特別損失を計上すると発表したことが嫌気された。新車出荷前に行う完成検査の不正により、1回目の車検を受けていない車両200万台を近くリコール(回収・無償修理)する。

東証1部の騰落数は、値上がり1910銘柄に対し、値下がりが190銘柄、変わらずが41銘柄だった。

日経平均<.N225>

終値      22169.11 +298.55

寄り付き    22122.97

安値/高値   22102.93─22211.03

TOPIX<.TOPX>

終値       1627.93 +22.53

寄り付き     1624.25

安値/高値    1624.18─1632.19

東証出来高(万株) 122562

東証売買代金(億円) 23924.34

(※原文記事など関連情報は画面右側にある「関連コンテンツ」メニューからご覧ください)

ロイター
Copyright (C) 2019 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

トランプ氏「今夜文明滅びる恐れ」、イラン交渉期限迫

ワールド

与党劣勢のハンガリー議会選、EUが「干渉」=米副大

ビジネス

イラン戦争でスタグフレーション懸念、FRB難しい舵

ワールド

トランプ氏発言が欧州安保の動き誘発、統合軍創設も視
MAGAZINE
特集:トランプの大誤算
特集:トランプの大誤算
2026年4月14日号(4/ 7発売)

国民向け演説は「フェイク」の繰り返し。泥沼化するイラン攻撃の出口は見えない

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    米特殊部隊、米空軍兵士救出「大成功」に残る多くの疑問
  • 2
    「南東部と東部の前線で480平方キロ奪還」とウクライナ軍司令官 ロシア軍「⁠春の​攻勢」は継続
  • 3
    米軍が兵器を太平洋から中東に大移動、対中抑止に空白
  • 4
    「地獄を見る」のは米国か──イラン地上侵攻なら革命…
  • 5
    「王はいらない」800万人デモ トランプ政権への怒り…
  • 6
    【後編】BTS再始動、3年9カ月の沈黙を経て──変わる音…
  • 7
    人口減の自治体を救う「小さな浄水場」──誰もが常に…
  • 8
    5日間の寝たきりで髪が...ICUに入院した女性を襲っ…
  • 9
    「人間の本性」を見た裁判官が語った、自らの「毒親…
  • 10
    スパイス企業の新戦略...エスビー食品が挑む「食のア…
  • 1
    米特殊部隊、米空軍兵士救出「大成功」に残る多くの疑問
  • 2
    イラン戦争の現実...アメリカとイスラエル、見え始めた限界
  • 3
    「考えの浅い親」が子どもに言ってしまっている口ぐせ・ワースト1
  • 4
    「根底にあるのは怒り」...日本の「3Dプリンター住宅…
  • 5
    攻撃開始日も知っていた?──イラン戦争を巡る巨額取引…
  • 6
    「南東部と東部の前線で480平方キロ奪還」とウクライ…
  • 7
    なぜイスラエルは対イラン戦争を支持するのか...「イ…
  • 8
    【銘柄】イラン情勢で一躍脚光の「NEC」 防衛・宇宙…
  • 9
    「高市しぐさ」の問題は「媚び」だけか?...異形の「…
  • 10
    人口減の自治体を救う「小さな浄水場」──誰もが常に…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 3
    米特殊部隊、米空軍兵士救出「大成功」に残る多くの疑問
  • 4
    「根底にあるのは怒り」...日本の「3Dプリンター住宅…
  • 5
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...…
  • 6
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 7
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 8
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 9
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 10
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中