ニュース速報

日経平均は反落、残る不透明要因 利益確定売りに押される

2019年01月16日(水)15時43分

[東京 16日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は反落した。前日の米国株高を支えに高寄りしたものの、買いは続かず利益確定売りに押された。強含みの円相場と連動した先物売りで下げ幅は一時200円を超えたが、個別銘柄を物色する動きもみられ、下げ渋った。午後は材料に乏しく安値圏でもみあった。

今後の中国の景気刺激策や米企業決算への期待が高まる一方、英国の欧州連合(EU)離脱問題や米政府機関閉鎖の長期化など不透明要因が残っている。好悪材料が入り混じる中で「積極的に買いづらい」(国内証券)との声が出ていた。

TOPIXも反落。セクター別では、電気・ガス、食料品、水産・農林などが値上がり率上位にランクインした半面、石油・石炭製品、鉱業、パルプ・紙などが軟調だった。

市場では、これから本格化する日本の企業決算に注目が集まっている。「昨年末にかけての下落相場で悲観は大分織り込まれた。業績の下方修正があっても悪材料出尽くしとなる可能性もある」(フィリップ証券・リサーチ部長の庵原浩樹氏)との声も出ていた。

個別銘柄では、Gunosy<6047.T>が大幅続落。同社は15日、2018年6─11月期の連結当期利益が前年同期比2.5倍の15億1700万円になったと発表。朝方は堅調な業績を好感した買いが先行したが、その後は材料出尽くし感による売りが強まりマイナス転換した。

一方、イオンファンタジー<4343.T>は大幅高。15日発表した2018年12月度の既存店売上高が前年比3.7%増となったことが材料視された。

東証1部の騰落数は、値上がり635銘柄に対し、値下がりが1424銘柄、変わらずが69銘柄だった。

日経平均<.N225>

終値      20442.75 -112.54

寄り付き    20575.72

安値/高値   20323.32─20580.25

TOPIX<.TOPX>

終値       1537.77 -4.95

寄り付き     1543.17

安値/高値    1529.85─1543.44

東証出来高(万株) 120962

東証売買代金(億円) 21581.36

ロイター
Copyright (C) 2019 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

米肥満薬開発メッツェラ、ファイザーの100億ドル買

ワールド

米最高裁、「フードスタンプ」全額支給命令を一時差し

ワールド

アングル:国連気候会議30年、地球温暖化対策は道半

ワールド

ポートランド州兵派遣は違法、米連邦地裁が判断 政権
MAGAZINE
特集:高市早苗研究
特集:高市早苗研究
2025年11月 4日/2025年11月11日号(10/28発売)

課題だらけの日本の政治・経済・外交を初の女性首相はこう変える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 2
    「座席に体が収まらない...」飛行機で嘆く「身長216cmの男性」、前の席の女性が取った「まさかの行動」に称賛の声
  • 3
    『プレデター: バッドランド』は良作?駄作?...批評家たちのレビューは「一方に傾いている」
  • 4
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 5
    筋肉を鍛えるのは「食事法」ではなく「規則」だった.…
  • 6
    「路上でセクハラ」...メキシコ・シェインバウム大統…
  • 7
    クマと遭遇したら何をすべきか――北海道80年の記録が…
  • 8
    【銘柄】元・東芝のキオクシアHD...生成AIで急上昇し…
  • 9
    なぜユダヤ系住民の約半数まで、マムダニ氏を支持し…
  • 10
    長時間フライトでこれは地獄...前に座る女性の「あり…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎の存在」がSNSで話題に、その正体とは?
  • 3
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 4
    9歳女児が行方不明...失踪直前、防犯カメラに映った…
  • 5
    「日本のあの観光地」が世界2位...エクスペディア「…
  • 6
    「遺体は原型をとどめていなかった」 韓国に憧れた2…
  • 7
    虹に「極限まで近づく」とどう見える?...小型機パイ…
  • 8
    「路上でセクハラ」...メキシコ・シェインバウム大統…
  • 9
    「座席に体が収まらない...」飛行機で嘆く「身長216c…
  • 10
    米沿岸に頻出する「海中UFO」──物理法則で説明がつか…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 5
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 6
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 7
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 8
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
  • 9
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
  • 10
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中