トップ会談の成功が日本にもたらすもの
関税交渉は一筋縄ではいかないものであり、今後、実務レベルにおいて相当に厳しいやりとりが続くことは覚悟しておく必要がある。
だが、全ての交渉の第一歩となるトップ会談で相応の成果を残せたことは、今後の実務交渉におけるハードルを確実に下げるだろう。トランプ氏が嫌う、メキシコを経由した間接的な対米輸出を減らし、アメリカへの直接投資を増やす道筋が示せれば、関税包囲網を回避できる可能性も見えてくる。
日本企業の競争力が低下し、円の力が弱くなっている今、アメリカへの直接投資から得られる投資収益は日本にとって貴重な外貨獲得手段となり得る。日米双方にメリットがあることを示した今回の首脳会談については、市場も安心感を持ったに違いない。
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