Hiroko Hamada
[東京 15日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は続伸し、前営業日比1.49%(1008円01銭)高の6万8751円51銭で取引を終えた。前日の米ハイテク株高を好感する形で前場からしっかりの展開となった。特に指数寄与度の大きいAI(人工知能)・半導体株への買い戻しが継続し、相場を押し上げた。オランダの半導体製造装置大手ASMLが市場予想を上回る好決算を公表したことも関連株の支えとなった。
日経平均は前営業日比0.36%(246円24銭)高でスタートした後、上げ幅を拡大。その後は様子見ムードが広がったが、後場にASMLの決算が公表されると、一時6万8798円24銭まで上昇した。その後もしっかりした推移が続いた。
ASMLが15日発表した第2・四半期決算は、売上高と利益がともに市場予想を上回った。AI半導体メーカーからの需要が、中国向け販売を巡る不透明感を相殺した。市場では「好決算が出たことでひとまず買い安心感が広がった」(国内証券・アナリスト)との声が聞かれた。
物色面では、前日の米株市場でIBMが急落したことを受けて、ソフトウエア、コンサル関連銘柄が売られた。
フィリップ証券のアナリスト・笹木和弘氏は足元の日本株について、「先週からの調整ムードが一服し、半導体関連に買い戻しが入りやすくなっている」と指摘する。
一方、AIの進展によって「企業のIT・DX(デジタル・トランスフォーメーション)投資の優先順位が下がる可能性もあり、ソフトウエア関連には逆風となっている」(笹木氏)という。目先も、AIの恩恵を受けるセクターとそうでないセクターで、物色に差が出るのではないかとみられている。
TOPIXは1.22%高の4088.12ポイントで取引を終えた。東証プライム市場指数は前営業日比1.22%高の2108.58ポイントだった。プライム市場の売買代金は9兆5675億1200万円だった。東証33業種では、非鉄金属、証券、商品先物取引、ガラス・土石製品など22業種が値上がり。鉱業、情報・通信、小売など11業種が値下がりした。
新興株式市場は、東証グロース市場250指数が続伸し、2.1%高の736.74ポイントだった。
個別では、レーザーテックが10%超高。東京エレクトロン、アドバンテストが堅調。フジクラやイビデンも大幅高だった。一方、ソフトバンクグループは軟調。ベイカレントや富士通が大幅下落した。
プライム市場の騰落数は、値上がり1152銘柄(73%)に対し、値下がりが371銘柄(23%)、変わらずが35銘柄(2%)だった。
終値 前日比 寄り付き 安値/高値
日経平均 68751.51 +1,008.0 67989.74 67,833.17
1 ─68,798.24
TOPIX 4088.12 +49.14 4064.96 4,035.73─
4,088.12
プライム市場指数 2108.58 +25.38 2096.97 2,081.66─
2,108.58
スタンダード市場指数 1646.32 +14.67 1637.58 1,630.83─
1,646.32
グロース市場指数 949.32 +18.49 929.83 925.18─94
9.32
グロース250指数 736.74 +15.17 720.71 716.19─73
6.79
東証出来高(万株) 211839 東証売買代金(億 95675.12
円)