<米軍がイランを射程に収める配置を敷く中、軍事衝突の可能性とともに、イスラム共和国体制の行方が改めて問われている>

米軍がイランを包囲する配置についたことで、中東では新たな軍事衝突への緊張が高まっている。

ドナルド・トランプ米大統領はイラン政府に「時間は残されていない」と警告し、昨年の夏に米軍が行った核施設への攻撃を「はるかに上回る」打撃に直面することになると述べた。

これに対しイランは、自国の部隊は「即応態勢にある」とした上で、戦争を始めればトランプが自ら制御できない結果を伴うだろう、と警告した。

「イスラム共和国の体制は今、いつ戦争が起きてもおかしくないという前提で動いている」。ベルリンのシンクタンク「エスダブリューピー(SWP)」のイラン専門家、ハミドレザ・アジジは本誌にこう語った。

1月26日、米空母エイブラハム・リンカーンと随伴戦力がインド洋に入った。多くの米軍部隊がイラン本土や関連目標を攻撃可能な距離に入ったと同時に、イランの報復から周辺の同盟国を防衛することも可能になった。

政府より先に日本企業は「地経学リスク」回避に動くが、「2つの制約」がある【鈴木一人×菊池 洋】
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イランはどう反応するのか