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モディの写真パネルを設置する首都ニューデリーの選挙グッズ店の従業員 RUHANI KAURーBLOOMBERG/GETTY IMAGES

調査会社モーニングコンサルトは今年2月、モディの支持率は調査した世界の指導者中、最高の78%近くに上ったと発表した。

バイデンの支持率に比べ、実に2倍以上だ。ノルウェーの政治家エリック・ソルヘイムはこれについてX(旧ツイッター)に投稿した。

「そろそろ西側メディアはインドとモディを肯定的に取り上げた特集を組んでもいい」

メディアがどう取り上げるにせよ、今回の総選挙はインドの転換点となるだろう。

独立後何十年もインドという国の形はネールのイメージで形成されてきた。世俗的かつ民主的で、社会主義、科学重視、米ソ2つの超大国が覇を競う冷戦時代にあって頑として非同盟中立を貫く国だ。

今回の選挙での圧勝は、それをモディのイメージにつくり替える作業の総仕上げとなるだろう。民主的で大衆迎合的かつ技術重視、ネールが想像もできなかったほど国際社会で大きな発言力を持ち、頑としてヒンドゥーナショナリズムを貫く国だ。

「ネール・ジャケット」を「モディ・ベスト」に替えるのは、その手始めにすぎない。

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