<アンドルー容疑者による機密情報漏洩疑惑と、王室の隠蔽体質に対する国民の怒りがかつてない規模に達している>

反君主制団体リパブリックは6月13日のチャールズ国王誕生記念パレードで「王室はいらない」のプラカードを掲げて抗議デモを行った。アンドルー・マウントバッテン・ウィンザー容疑者の不正に関し国王とウィリアム皇太子は何を知っていたのかと追及した。

【動画】6月13日のチャールズ国王誕生記念パレードの様子

馬車上のチャールズ国王とカミラ王妃に向け、抗議者は「私の国王ではない」と叫んだ。キャサリン皇太子妃はジョージ王子、シャーロット王女、ルイ王子とともに通り過ぎた際、野次に対して面白くなさそうな表情を見せたと英大衆紙デーリー・メール(6月14日付け)は報じた。

ロンドン警視庁は「器物破損や馬を驚かせる危険」を理由に抗議活動を規制し、沿道からデモ隊を後退させた。リパブリック側は極右団体のデモには条件がつかないのに王室制度に対する合法的な抗議には「不当で高圧的な抑圧」が行われたと反発している。

アンドルー容疑者が機密情報を漏らしていたことを示すメール

5月末にアンドルー容疑者が貿易特使の立場を利用して機密情報を漏らしていたことをうかがわせる約3万通のメールの存在が浮上。このメールは20年時点で王室宮内長官に引き渡されていたが、その後どう扱われたかは不透明で、王室に隠蔽疑惑がくすぶる。

 アンドルー容疑者は2月、貿易特使としての公職における違法行為の容疑で警察に逮捕、釈放され、現在も捜査中だ。王室は「警察の捜査を全面的に支持する」との声明を出したが、物価高騰に苦しむ国民の間に激しい怒りを巻き起こした。

王室所有物件に関する報告書により、アンドルー容疑者の娘で、王室の公式な公務を担っていないベアトリス王女とユージェニー王女のロンドンの住居費を国王が肩代わりしていることや、エドワード王子夫妻が借りている物件の転貸収入の扱いを巡って透明性を求める声も出ている。

王室の伝統「説明も言い訳もしない」
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