イスラエルと、世界第二の経済大国である中国は、長年にわたり友好関係にあったが、イスラエルがガザ地区への報復攻撃を開始したあと、関係は打撃を受けた。中国は今でもイスラエルにとって最大級の貿易相手だが、イスラエルに対する10月7日の残虐な攻撃に関して、いまだにハマスを公然とは非難していない。
さらに中国の王毅外相は、ガザにおけるイスラエルの対応に関して「自衛の範囲を越えている」と批判した。また、中国の中東問題担当特使が10月後半に中東を訪問した際にイスラエルを素通りしたことで、両国の亀裂はいっそう深まっている。
イスラエルの報復攻撃開始後、中国のソーシャルメディアには、反ユダヤ主義的発言やイランのプロパガンダがあふれている。イスラエル支持のコメントを削除する中国政府の検閲もそれを助長しているようだ。
中国の観測筋のなかには、中国がこの紛争を利用して、中東における米国の影響力を削ぎ、グローバルサウスの守護者としての地位を固めようとしている、との見方もある。
(翻訳:ガリレオ)
2026年10月20日号(10月14日発売)は「進化する世界の鉄道」特集。
鉄道黄金期を迎えたヨーロッパを旅する――コリン・ジョイス(ジャーナリスト)/豪快かつ特異なアメリカ大陸鉄道史/膨張する中国鉄路の野望/「夢の超特急」リニアの現実/韓国、アフリカ、インド……世界を駆ける鉄道新事情
※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら
※画像をクリックするとアマゾンに飛びます