<従来のリチウムイオン電池の10倍に当たる30年にバッテリーの寿命を延ばせるレアメタルを発見。世界の資源を支配してきた中国の独走状態に>

地球温暖化を受けて各国がグリーンエネルギーへの移行にしのぎを削るなか、電気自動車(EV)の分野で他国を圧倒する中国がさらにリードを広げそうだ。

10月3日、中国・内モンゴル自治区の包頭で新たな鉱物が発見され、「ニオブバオタイト」と名付けられた。この鉱物が注目されるのは、次世代EV用バッテリーの開発につながるレアメタルのニオブを含むため。

超電導の性質を持つニオブは、リチウムと組み合わせることでバッテリーの超高速充電を可能にし、発火リスクも減らせる。グラフェンと併用すれば、バッテリーの寿命を従来のリチウムイオン電池の10倍に当たる30年に延ばせるという。

中国はアフリカ諸国との関係を深め、EV用バッテリーに不可欠なリチウムやコバルトなどの資源を支配してきた。これまでブラジルとカナダから輸入していたニオブまで国内で供給できるようになれば、独り勝ち状態はさらに加速するだろう。

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